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外資 権力交代後の経済回復を期待

2012年11月12日 | ■中国NOW!

外資 権力交代後の経済回復を期待

外資 権力交代後の経済回復を期待

【新唐人2012年11月10日付ニュース】最近、ロイター社の北京からの報道で、多くの外資企業は、中国共産党上層部が十八大で交代した後、新たな指導層が経済回復のために資金を投入することを期待していると伝えました。しかし、新たな指導部が全力で経済改善に努めるか否かについて、外部は様々な見方をしています。中国国務院のある経済専門家は、2013年は中国経済にとって最も困難な年になるとの見方を示しています。

報道によると、現在、アメリカの建設機械大手キャタピラーや韓国の製鉄会社ポスコなど中国に投資している大手企業は、全世界の経済発展の見通しが暗い苦境に直面するなか、中国の新たな指導者の就任後の販売成長に期待を寄せています。キャタピラー社の最高経営責任者(CEO)ダグ・オーバーヘルマン(Doug Oberhelman)-氏は先月、ロイター社に対し、中国の販売代理店との面会時、彼らは、"これは転機である"との見方を示し、さらに、2013年の旧暦新年前に本質的な変化が現れることを期待していたと述べました。


BMWのフリードリッヒ・アイヒナー(Friedrich Eichiner)最高財務責任者(CFO)も、中国の新指導部が景気刺激路線を継続するものとみていると述べています。

ニューヨークシティカレッジ経済学教授 陳志飛さん
「俗語で言うと 『よいものは他人に渡さない』。中国政府の刺激対象も国営企業または国の重要なインフラプロジェクトです。例えば高速道路、通信、エネルギーなどは大量の資金を得ることができます」

陳教授は、現在中国共産党当局が唯一できることは投資しかなく、しかもそのスピードは加速していると分析します。

ニューヨークシティカレッジ経済学教授 陳志飛さん
「もし投資が再び鈍化するとGDPの下落はさらにショックなものでしょう。ある学者は上半期の数字はねつ造の疑いがあるとみています。なぜなら第2四半期にGDPが7.6%増加したと報告したからです。専門家は電気使用量や各方面の消費からみて、GDPの成長率は1%前後と判断しています。さらにはマイナスとの意見もあります」

この状況の下、当局はGDP成長率促進のため投資を増やし、インフラプロジェクトを増やすことは間違いなく、これも中国共産党の一貫したやり方だと指摘します。

ニューヨークシティカレッジ経済学教授 陳志飛さん
「この金は外資のポケットに入るのでしょうか。これは一方的な願望だと私は思います。なぜなら中国政府は今外資やこれらの常建プロジェクトに対し明確な策略があるからです。技術面で有利な条件がない限り、介入させないのです。もうひとつ、たとえ技術上で優位であったとしても、国家の戦略的な意味を持つプロジェクト、例えばエネルギー、通信、金融のようなサービス業界にははなから介入できる可能性はありません」

キャタピラー社のCEO・オーバーヘルマン氏は中国共産党幹部から、今後建築許可が増え、一連のインフラ建設計画が公表されると聞かされたと述べ、これらのプロジェクトは新しい指導部発足後、来年の春までには推進されるだろうと推測しています。

我々は、匿名(とくめい)希望の中国国務院発展研究センターの経済専門家に話を伺うことができました。専門家は、今中国経済は後退を続けていると述べた上で、権力交代後、新たな指導部はもちろん前指導者のときに比べ、経済状況を改善させようとするのは間違いないものの、欧米経済の回復にはまだ時間を要するため、外部の経済危機は、中国の経済発展に影響を及ぼすと示しました。アメリカの量的緩和政策第3弾(QE3)や、欧州、中国などの金融緩和政策は、しばらくの間経済の困難と危機を解決するだけだと述べます。

国務院発展研究センター 経済専門家
「長期的な影響はインフレで製造業や消費財業界にダメージを与えています。長期的からいえば、経済の発展に影響を与えます。どの国でも影響を受けます。中国の輸出が影響を受け、中国の製造業も中国の人民元も影響を受けます。人民元切り上げざるを得なくなり、中国経済に影響を及ぼします。中国経済は今メチャクチャです」



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