フォーククルセダース

音楽家の加藤和彦氏が亡くなった。自殺とのこと。残念です。なぜと思ってしまうが、心の病気はこのような悲劇につながるのだろう。大物だけに周りの人間が僅かな異変に気が付いても、なかなか病院にいきなさいとはならないと思う。私の周りでも、それなりの地位というか年齢というか、そういう人がメンタルな病気になっているのを聞くことがある。死にたくなる危険な病気である。若い人なら「大丈夫かい」みたいに気にすることができるが、目上の人には言えない。

加藤氏の音楽は特別好きということはないが、中学生のころ親にギターを買ってもらい、「イムジン川」とか「悲しくしてやりきれない」を練習した覚えがある。最近テレビ加藤氏の曲が流れることがあるが、素敵な曲が多いと改めて思わされた。いつもニコニコしているような、そしてこんなに才能豊かな人でも、「音楽的な悩み」があったのかと。最近の流行ではないので大ヒットを期待はできないにしても（というか最近のヒット曲って皆同じに聞こえる）、「ほんもの」の芸術であったことは間違いない。何を悩む必要があったのか？・・・凡人にはわかりませんが。
いずれにしても、もっと活躍して頂きたかった。