でも開店したての頃は、よく読み違いをされました。
例えば、
「なるほど! 木家と書いて”モカ”って読むんですね!モカコーヒーさん。」
とか、
「もくや コーヒーさん?」・・・(わしゃ、タバコ屋かっ!)
「もっか コーヒーさん?」・・・(わしゃ、ポッカコーヒーのまがいもんかっ!)
「きいえ コーヒーさん?」・・・(わしゃ、キーコーヒーのまがいもんかっ!)
なんてよく言われました。
「木家」の由来は、もちろん「ログハウス=木の家」からなんですが、開店する時は「木屋」にしようと思っていました。
でも、「木屋」という喫茶店がある(あった?)のを知ったんで「木家」にしました。
その「木屋」という喫茶店は、僕が大学の頃博多駅の地下街にありました。
大学に入り立てのある日、僕は帰省の為博多駅に行ってそこでなにげなく入った喫茶店が「木屋」でした。
そこで注文したのが、「ホットケーキセット」。・・・珈琲も美味しかったんですが、僕はそのホットケーキに魅せられました。
きれいなきつね色で品のいい甘味、一口食べて僕は「ん~、うまい!」と叫んでました。
それ以来、博多駅に行くたびに「木屋のホットケーキセット」を食べるのが習慣になり、
電車の時間がない時でも、ひと電車送らせて食べてました。
しかし大学2年生の頃、またいつものように「木屋」に行くと、そこはいつのまにか居酒屋に替わってました・・・。
それ以来、喫茶店に行くと必ずホットケーキを食べたんですが「木屋のホットケーキ」程の味には結局巡り逢えませんでした。
それがある日、また巡り逢ったんです!
バイトしてたレストランのチーフのお宅に飲みにいって、深酒してしまいチーフのお宅に泊めて貰いました。
翌朝、チーフ自ら作って頂いた朝食のホットケーキの味が、木屋に限りなく近い味だったんです!
僕は思わずチーフに言いました。
「チーフ!このホットケーキのレシピを教えて下さいっ!お願いします!」
チーフはニヤリと笑って、言い放ちました。
「お前、味が分かるのか?・・・判った!教えよう。」
「あっ、ありがとうございます!」
僕の目はギラギラ輝いてたはずです。
それからチーフはおもむろに立ち上がり、キッチンに消えていきました。
そして数秒後、現れたチーフが「ほれっ!」と僕に何か放り投げました。
受け取った物を見てみると・・・・・・・・、
それは、凍ったビニールに入ったホットケーキ・・・・・でした・・。
表面には「明○ ホットケーキ(業務用)」って書いてあります・・・。
チーフがゆっくり言いました。
「これがレシピだ。間違いなくお前にも作れるゾ」・・・・。
木屋ちゃ~ん! あのホットケーキ、いっつも”チ~ン”して持ってきてたの?
そりゃ~ないよ~・・。
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