ぶるーすはーぷ。。。

Bluesharpの歴史を簡単に書いて置きます。。。。

まず、ハーモニカの発明者は諸説ありますが、1820年頃に作られたオルガンの調律用の道具が起源と云われ、1821年-ドイツ（ベルリン）で、オルガン職人の息子、クリスチャン・フリードリッヒ・ブッシュマン(Christian Friedrich Buschman)(1805-1864)という当時16歳の少年が発明しました。それが通説です。「AURA（オーラ）」というハーモニカの原型を試作した物ですが。此れはオルガンの調律用に鉄製リードを付けた笛です。彼はアコーディオンの発明者としても知られています。その後 1827年-南ドイツ（トロッシンゲン－Trossingen）で、クリスチャン・メスナー(Christian Messner) という時計職人が「マウス・ハープ」と呼ばれる、殆ど現在のハーモニカに匹敵するものを手造りで製造。事業としてハーモニカの製造を始めました。19世紀中頃にウィーンで大流行しました。

一般的には、1827年が、ハーモニカの誕生年になっています。世界最古のハーモニカ・メーカーは、チェコ国境に近いドイツ東部の町(クリゲンタール- Klingenthal) でクリスチャン・オーガスト・サイドル(Christian August Seidel) の興したハーモニカ専門メーカーのサイドル社(C.A.Seidel Söhne)が現存する世界最古のハーモニカメーカーで、1847年からの創業です。しかし、第二次大戦後、企業等の国有化を推進してきた東ドイツ政府から工場は接収され、また“SAYDEL”の名前を使うことを禁じられてしまう。その結果、50～60年代のブルースやロックの時代の流れに取り残されてしまった感じが有りましたが。1989年にドイツの東西の壁が取り壊されてから、工場は一族の元に変換されたが、2004年に一度倒産し、その後立て直しをして3度目の創業として現在に至ります。現在、世界中で、又、人気があるメーカーです。

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1827年のハーモニカの誕生年から時が経て、その後改良が加えられ、中でもクリスチャン・メスナーなどが企業秘密にしていたハーモニカの製造法をマスターして自分の会社を設立したマティアス・ホーナー(Matthias Horner) が、創業者として、サイドル社から遅れること10年後の1857年-ホーナー社 (Hohner) を誕生させ、商業生産を始めました。当時は-南ドイツ（トロッシンゲン－Trossingen）にいくつもの小さなハーモニカ工房があり、ホーナーはそれらを吸収合併していき、企業力を高めていった。それと同時に、部品の製作の分業化を行い、技術の流出を防いだと言われています。ホーナー社がある地域では人口のおよそ1/3がホーナー社に就職していた記載が残されています。1862年-マティアス・ホーナは、既にアメリカ大陸に移住していた親戚の勧めで、ホーナー社のハーモニカを初めてアメリカに輸出しました。（カナダに住んでいた従兄に自分の作ったハーモニカを6本送り、US ＄6.00 手にしたのが、初のアメリカ大陸輸出と言われています。）

ホーナー社は世界的なハーモニカメーカーとなり。1896年にホーナー社から発売された同社のマリンバンドという単音十穴ハーモニカはブルース奏者の愛用する所となり、独特の奏法が生まれました。マリンバンドとは当時憧れの的であったアメリカ海軍軍楽隊の名前で、価格は、当時 US 50セントだったと云います。この価格設定は、実に巧妙で、ピアノやサキソフォーンは無理でも、何ヶ月か貯金をすると貧しい黒人社会の人間でも購入できる楽器であった為、黒人達がブルースを手軽に演奏するのに最適でした。ハーモニカは米国でマウス・ハープと呼ばれた為、ホーナー社はブルースハープというモデルを発売しました（名称の由来は、本体を横から見た姿がハープに似ていると云う事から）。この名称は現在ではメーカーを問わず、単音十穴ハーモニカを指して呼ぶほどの知名度を獲得しました。此れがBluesharpの歴史です。。。

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