長野県に移住して来まして長野県は縄文遺跡が多いことに気が付きました、
そして全国の注目を集めた二つの土偶がありました。
国宝「土偶」(縄文のビーナス)と 国宝「土偶」(仮面の女神)は、八ヶ岳西麓の「茅野市尖石縄文考古館」に展示されていました。
私は興奮状態になって早速訪問しました、一歩土偶の展示会場に入ると、二人の女神は私を悠久の時の流れに迷い込ませました。「悠久のロマン!!」です、
4千年の時を超えて、縄文人は私たちに何を呼びかけているのでしょうか?
国宝「土偶」(縄文のビーナス)
ほぼ完全な姿で発掘されたこれらの土偶の実物を目の当たりにすると、つくられた当時の情景や、つくった人の想いを想像せざるを得なくなるものです。
さらに数千年のときを経てなお、この美しい姿。見つめあいながら、縄文時代の精神世界に手が届くような思いにかられます。
出土日:昭和61年(1986年)9月8日
国宝指定日:平成7年(1995年)6月15日
「縄文のビーナス」が出土したときのようす自作写真
遺跡の中央に位置する跡地から寝かせるように安置した状態で出土しました。
この出土状況からは、壊す意図がまったく感じられません。
茅野市内はもちろん、日本で見つかった土偶のほとんどは壊れていますが、それらとは扱われ方が違っていたのかもしれません。
国宝「土偶」(仮面の女神)
「仮面の女神」の愛称をもつこの土偶は、茅野市湖東(こひがし)の中ッ原遺跡から出土しました、
全身がほぼ完存する大形土偶です。高さは34センチメートル、重さは2.7キログラムあります。
顔に仮面をつけた姿を思わせる形であることから、一般に仮面土偶と呼ばれるタイプの土偶です。
出土日:平成12年(2000年)8月23日
国宝指定日:平成26年(2014年)8月21日
「仮面の女神」が出土したときのようす 自作写真
今から約4000年前の縄文時代後期前半に作られました。
「仮面の女神」の顔面は逆三角形の仮面がつけられた表現になっています。
細い粘土紐でV字形に描かれているのは、眉毛を表現しているのでしょうか。
その下には鼻の穴や口が小さな穴で表現されています。体には渦巻きや同心円、たすきを掛けたような文様が描かれています。
茅野市尖石縄文考古館写真
公式HP
https://www.city.chino.lg.jp/site/togariishi/
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