修道院は、キリスト教において修道士がイエス・キリストの精神に倣って祈りと労働のうちに共同生活(修道生活)をするための施設です。男子修道院と女子修道院とがあり、いずれにおいても修道士・修道女は独身を守ります。いくつかの修道院の集まった修道院群のことを、大修道院と呼びます。キリスト教での修道院とは、信仰を広げる場である教会に対して、俗界を離れて禁欲的規律を守り、宗教的共同生活をおくることで信仰を深める場所です。最も重要な修道院となったのは、529年、ベネディクトゥスが中部イタリアに建設したモンテ=カシノ修道院です。
フランス「モンサンミッシェル」
口語短歌
「ロマンチックな修道院は海の島 神秘な世界荘厳な景色」
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モン・サン・ミッシェルは、フランス西海岸、ノルマンディー地方とブルターニュ地方の境にあるサン・マロ湾に浮かぶ小島に築かれた修道院です。フランス語で、Mont(モン)=山、Saint(サン)=聖、Michel(ミッシェル)でつまり「聖ミカエルの山」の意味で、キリスト教のもっとも偉大な大天使ミカエルから由来してます。モンサンミッシェルは、フランス三大世界遺産の1つで、一度は訪れてみたいたくさんの歴史がきざまれたロマンティクなフランスで有名な巡礼地です。
モン・サン・ミッシェルを取り囲む、サン・マロ湾は、潮の干満の差がヨーロッパで最も激しい所として知られ、満ち潮と引き潮の差は15メートル以上もあります。そのため、かつては満ち潮のときには、孤立した海に浮かぶ島となり、引き潮の時に自然に現れる陸橋によって島へ渡れました。その後、本土と島を結ぶ道が完成し、いつでも島へ渡れるようになりましたが、この橋により、急速な陸地化が進んでしまい、かつての海に浮かぶ神秘的な島の姿が損なわれてしまいました。モンサンミッシェルの景観を保つための湾再生計画は、2015年に完了しました。
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ポルトガル・リスボン「ジェロニモス修道院」
口語短歌
「ポルトガル栄華極めた航海を 偉業讃えた建造物が」
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「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」は、ポルトガルの首都であるリスボンに残されている建造物群です。これら二つの世界遺産は、リスボンの中でも、レステロ旧港が所在を置いているベレン地区に位置しています。ポルトガルと言えば、かつて「大航海時代」に栄華を極めたことで有名ですが、同地区は、その時代について語る上で欠かせない、重要な場所となっています。1502年、マヌエル1世はインド航海路を切り開いたエンリケ航海王子とヴァスコ・ダ・ガマの偉業を讃え、また新天地開拓へと繰り出していく航海の安全を祈願して、ベレンにジェロニモス修道院の建設を開始しました。東方交易で得た潤沢な資金を惜しげもなくつぎ込んだマヌエル様式の建物は、1551年には修道院内の聖堂や回廊、修道士の寝室周辺など、主要部分の完成をみますが、工事完了までには着工から約1世紀の時を要しました。
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ペルー・アレキパ「サンタ・カタリナ修道院」
口語短歌
「修道院張り巡らされた回廊は 街路を結び一つの街を」
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旧市街の1ブロックをまるまる占める広い修道院で、1580年から1970年までは実際にここで修道生活が行われていた。内部は迷路のように回廊や街路が張り巡らされ、歩いていると教会や食堂、台所、住居、中庭などが次から次へと出てきて、まるでひとつの町のようです。
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オーストリア「メルク修道院」
口語短歌
「壮麗で外観ともに素晴らしく 絢爛豪華なバロック建築」
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オーストリア北部に広がるドナウ河下流域は「ヴァッハウ渓谷」と呼ばれ、クルーズでも人気のある世界遺産の景勝地。36kmに及ぶ渓谷の南北に山並みが連なり、麓には長閑な葡萄畑が広がるという素晴らしい景観を誇っています。この中で「メルク修道院」は、小さな町メルクの可愛らしい家並みとドナウ川流域を見下ろす岩壁の上に聳えています。バロック建築の壮麗な外観とともに、絢爛豪華な図書館と教会が最大の見所です。
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参照
https://franks-travelbox.com/ja/urlaub-weltweit/die-10-sehenswertesten-kloester-der-welt/