「アメリカメジャーリーグ球場一覧・アメリカンリーグ西地区①」ヒューストン・アストロズ~写真と短歌で綴る世界文化紀行
2024年メジャーリーグではドジャースの大谷翔平選手が大活躍をしました。BSNHKでは大谷選手の出場試合は連日放映しました。そして大谷選手も期待に応えて見事ナショナルリーグのMVPを獲得、「50-50」の言葉は世間を賑わせました。しかし考えて見ると彼が活躍している球場を私は余りにも知りません。そこでメジャーリーグの全球場を特集することにしました。メジャーリーグは「アメリカンリーグ」と「ナショナルリーグ」に分かれそれぞれが東・中・西地区(5チーム)に分かれ15チーム、全30チームが球場を持っています。そこで活躍した日本人選手にも思いを馳せて振り返ることにします。今週は「アメリカンリーグ」西地区を特集します。
口語短歌
アメリカンリーグ西地区「ヒューストン・アストロズ」ミニッツメイド・パーク
「アストロズ 選手のホームラン 機関車が 汽笛を鳴らし 線路を走る」
世界で3番目の開閉式屋根付き天然芝野球専用球場です。開場当初はエンロン・コーポレーションとの命名権取引成立により、エンロン・フィールドと名乗っていましたが、同社が経営破綻したため、2002年3月からの4か月間は暫定的に「アストロズ・フィールド」に改称されました。その後、コカ・コーラ社が命名権を獲得し、同社のジュース「ミニッツメイド」から現在の球場名が名付けられました。ヒューストンでは、真夏の気温が40度を超えることもあり、野球観戦に屋根は必須です。ユニオン駅という、歴史的建造物が隣接していて、外野は左翼が右翼に比べて浅く、左中間にもふくらみがありません。駅の跡地であることにちなみ、外野左中間上方に蒸気機関車があります。アストロズ選手がホームランを打つと、石炭の代わりにオレンジを積んだ蒸気機関車が汽笛を鳴らしながら線路を走ります。左中間のバルコニー風の立ち見エリアにガソリンポンプがあり、アストロズ選手が開場以来この球場で放った本塁打の合計が表示されています。なお過去活躍した日本人は松井稼頭夫、青木宣親、菊池優星選手です。菊池選手は25年はロサンゼルス・エンゼルスに場所を移し活躍が期待されます。
参照
https://www.sports-his.com/baseball/pdf/map.pdf