「浅間山明鏡止水」あさまやま めいきょうしすい

「フレンチローズとエコルド・パリ⑪」~グリマルディ

「フレンチローズとエコルド・パリ⑪」~グリマルディ


23年7月17日軽井沢レイクガーデンに行って来ました。そこは4つのローズガーデンより分かれていますが今回はフレンチローズガーデンを撮影しました。フレンチローズガーデンとエコルド・パリとは何の因果関係はありませんが、最初の1枚目撮影したのがモーリスユトリロでした、彼は後期印象派の後のエコルド・パリ派と呼ばれています。そこでエコルド・パリとフレンチローズを掲載・解説してみたいと思います。


「エコルド・パリ」とは~

1928年、パリのある画廊で開催された「エコール・ド・パリ展」が語源だといわれています。印象派のようにグループ展を開いたり、キュビスムのようにある芸術理論を掲げて制作したわけではなく、「パリ派」とはいっても、一般に言う「流派」「画派」ではありません。ピカソとマティスは、パリ派の双子のリーダーと形容されました。キース・ヴァン・ドンゲン、マリー・ローランサン、モーリス・ユトリロ、アメデオ・モディリアーニ、レオナール・フジタ、マルク・シャガール等がいます。


「アレクサンダー・アーキペンコ」1887年~1964年
アレクサンダー・アーキペンコはキエフ出身アメリカ人前衛芸術家、彫刻家、およびグラフィック・アーティスト。キュビズムに影響を受けた独創的な彫刻スタイルで最もよく知られる。1887年、当時ロシア帝国であったウクライナの首都キエフで誕生。彼はウクライナ人として人々の記憶に残りたいと思っていたという。そして1964年にニューヨークで亡くなるまで、常にウクライナ人としての自身のルーツに誇りを持っていたといわれる。芸術家としてのアレクサンダー・アーキペンコは、キュビズムの流れに多大な影響を受けていたが、中でも特に影響を受けたのがパブロ・ピカソの作品である。アーキペンコは特定の人物ではない女性像の彫刻を制作する際に、単純化の形式を通して幾度もピカソの手法を取り入れている。



「アレクサンダー・アーキペンコ」



「シバの女王」1961年リンデン彫刻庭園
参照
https://ja.wikipedia.org/wiki/

23年7月17日撮影

フレンチローズ「グリマルディ」
鮮やかなオレンジとクリーム色の絞り。やわらかく波打つ花弁の抱え咲き。耐病性に優れ樹はコンパクトに良く茂り強健。四季咲き性も非常に強い優秀な品種。名はピカソがアトリエとした南フランスのグリマルディー城に由来する。1999年モンザ国際バラコンクール銀賞受賞。名前は、フランス南部の都市アンティーブにある城の名称で、この城は画家パブロ・ピカソのアトリエでした。現在はアンティーブ・ピカソ美術館になっています。
品種名 グリマルディ
咲き方 四季咲き
花色  オレンジにクリームの絞り
香り   中香
作出年 1999年
作出者 デルバール社
作出国 フランス


参照
https://keihan-engei.com/rose-collection/14000

コメント一覧

knsw0805
あんりママ、こんばんは。
アレクサンダー・アーキペンコはウクライナ・キエフ出身の彫刻家です。それで取り上げました。私も全く知らなかったのですが、完全にピカソ、キュビズム(立方体という幾何学形態)イズムですね。彼は死ぬまで「常にウクライナ人としての自身のルーツに誇りを持っていた」といわれていまして意気に感じました。
あんりママ
kenさん、こんにちは☀

シバの女王、ぱっと見た瞬間??マークでした。ピカソの絵に通じます。しばらく眺めていたら女性の身体を表しているのだと納得できました。
丸みを持たせたラインと空間にふくよかな女性を連想させられますね。
ピカソつながりですね、グリマルディ。色は鮮やかでいてフリルの花びらが優しげですね。
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