チョロ尻尾に夢中!

チョロ尻尾テリアと暮らす飼い主の備忘録・・・

いろいろな思い・・・

2007年09月10日 20時06分23秒 | わたくしごと
金曜日(6日)、子供達は休校。
天気が悪いので、家の中が暗く照明は灯したまま。

9時ごろ実家の母から「叔父が亡くなった」と連絡が入った。

春に体調を崩して入院し、
ほどなく回復してリハビリ施設に転院した。
脳梗塞を患った父に比べて元気で健康だった叔父は、
よく兄(父)を励ましてくれ、力になってくれる頼りになる存在だった。
先月帰省した時に、
「数日前に検査入院をしたら数値が悪かったので、再入院になった」と
叔父の近況を母から聞いた。
日帰り帰省だったので、とりあえずお見舞いだけ母に託し、
入院先を訪れることなく戻った。
今月の帰省の際に見舞おうと思っていた矢先の訃報だった。

ボスが帰れと言ってくれたので、
土曜日、子供達を学校に送り出してから帰省した。

まだ自宅にいる叔父に会いに行った。
安らかな表情だった。
やせてほっそりした顔は、祖父にそっくりだった。
若い頃は、父も叔父もあまり祖父には似ていなかったのに・・・。
子供の頃は、かわいがってもらって、
私の結婚式にはたくさん写真を撮ってくれた叔父さん。
優しいひとだった。

玄関を入ったら
「お姉ちゃん、わざわざありがとうございます」と
いとこ達があいさつをする。男ばかりのいとこ達。
家が近いので、子供の頃はよく一緒に遊んだ。
私のほうは、子供の頃みたいに『○○くん』とか呼び捨てなどできるわけもなく、
『○○さん』と呼ぶのだが、向うは今でも「おねえちゃん」。
ここ10年位会っていなかったし、お互いにいいおじさんおばさんであるが、
やっぱり「おねえちゃん」と呼んでくれた。

通夜で参列者の方々に挨拶をした長男。
「おねえちゃん」と言って私の後を追っていた小さないとこは、
今では一家の大黒柱。
翌日も喪主として、叔母とともに立派に務めていた。
弟達もおなじ・・・。


叔母はしっかりしていた。
自宅から叔父を葬儀場に送り出す時に、
見送る家族や私達に「行ってきます」と挨拶して車に乗った。
式の最中も時折涙ぐむものの、参列してくれた方々にきちんと挨拶していた。
あんなふうに送ってもらえたら、
叔父も安心して旅立てるだろう。


弟が先に逝ってしまい、父は元気がなかった。
自分より元気だったから、急だったから、
よけい悲しみが増すのだろうか。


叔父の遺骨を拾いながら、
私自身避けて通れない、父や母、ボス父やボス母との別れの時は
いつ来るのだろうと思った。
自分が父母に送られることがないように、
私達が見送るように・・・。




コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ユリウス)
2007-09-11 11:05:28
ナックルママさんの叔父様に対する愛、残された叔母様や従兄弟さん達に対する想い、そしてご自分のご家族に向けられる愛情が深く深く感じられる文章に心打たれました。
ありがとうございます。
叔父様のご冥福を心よりお祈りいたします。
そして、弟さんを先に亡くされたお父様のお気持ちお察し申し上げます。
どうぞご自愛ください。
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ユリウスさまへ (ナックルママ)
2007-09-12 22:36:09
あたたかいお言葉をありがとうございます。

祖父母を除いて一番近しい人を送ることとなり、
本当にいろいろな事をおもいました。
実は父の気持ちがくじけてしまうことが、今一番の心配です。

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