民主党全国幹事長会議に出席。「分権型陳情への改革」等について。

写真上:全国幹事長会議で挨拶する小沢幹事長・・・


おはようございます。
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昨日の１２日は、民主党全国幹事長会議に出席のため、東京の民主党本部に赴きました。民主党兵庫県連副幹事長の役をおおせつかっており、その役回りで、全国幹事長会議に出席させていただきました。
案件は、参議院選挙擁立方針、陳情受付の方針他でありましたが、政権交代後初めての全国幹事長会議であり、小沢幹事長が出席し挨拶することもあり、マスコミもたくさん押しかけてきておりました。

また、当日は、天皇陛下ご即位２０年を記念する式典などで、国会の周りは祝賀ムードと厳重な警戒とで、神戸とは違った空気が漂っていました。
全国幹事長会議もご即位の式典などの遅れに伴い、午後４時からの予定でしたが、少し遅れて始まりました。

最初に小沢幹事長から挨拶があり、開口一番「全精力をかけて、政権交代に尽力いただき御礼申し上げます。」と述べられ、地方の頑張りで勝利した衆議院選挙の労を小沢幹事長自ら全国の都道府県連幹事長にねぎらいの言葉をかけられました。
そして、「本当の真価を問われるのは、これからだ。国民の期待を裏切らぬように約束を守ることが大事だ。

来年の参議院選挙では、なお一層の努力をお願いしたい。民主党単独では、過半数に足りない。候補者を早急に決めてほしい。
候補者の公募もしている。人材については、本部として協力できる。来年の７月までわずかしか日はない。今年中に公認候補の擁立を決めて行きたい。あらゆる面から過半数を目指して全力投球したい。地方の皆さんの努力をお願いしたい。詳しいことは、選対委員長から聞いてください。

地方のことは、財源も権限も地方に任せようと明治以来の中央集権の国家統治の政治の仕組みを変えようと革命的なことをやる。ひも付き補助金をやめ、一括して全て交付金にしよう、権限も地方に与えようと究極の地方主権を実現する。
党として、都道府県連が主体となって、自治体や団体の陳情などを聞いていただいて、幹事長室の副幹事長に繋いで要望する、副大臣、政務官に要望する。党が主役となってやっていこうということ。政権をとった以上国民に言ったことを実現していく。この試みが失敗したら日本に議会制民主主義が育たない。」と挨拶がありました。

この後、選挙対策案件については、石井選挙対策委員長から、「分権型陳情への改革」について、幹事長室の高島筆頭副幹事長からから説明がありました。

第２２回参議院選挙候補擁立方針について、○定数２人以上の選挙区における候補者擁立については、原則として党公認候補を複数擁立する。○次期参議院選挙候補者の擁立に当たって、女性候補の擁立に最大限努力する。などについて、選対委員長から説明がありました。

要望・陳情の対応については、
１）政官癒着の排除と利益誘導型政治からの脱却、
２）分権型陳情で霞ヶ関詣でを一掃、
３）国の行政刷新と地方行革に寄与、
４）透明性・公平性を確保する。

陳情処理の４つを目的とした「分権型陳情への改革」を行う。

今後は、要望・陳情については、下記のように対応するよう要請する。

１．各都道府県連に、当該都道府県内の自治体・NPO・各種団体等からの要望・陳情を受け付け、国の施策に反映させるためのシステムをつくり、積極的に対応して下さい。当該地域・地方から国への要望・陳情への対応は、ひとえに各都道府県連の判断・力量にかかってまいります。なお、名称・形式（公開ヒアリング、個別受付等)は問いません。

※兵庫県連は、先日の１１月７日に開催された兵庫県連常任幹事会で、兵庫県下のあらゆる団体、個人からの国政に関する政策要望、陳情等に対応する組織として「民主党兵庫県連政策会議(仮称）」を設置しました。

２．受け付けた要望・陳情については、まず当該都道府県連において、所属の国会議員(総支部）および地方議員を含めて当該都道府県連において、内容を吟味し、判断（採否・重要度等）をして下さい。判断の形式(常任幹事会・役員会）は問いません。

３．各都道府県連に集約された要望・陳情については、本部所定の書式により組織委員会へ送付してください。また複数の都道府県にわたる要望・陳情については、事務局となる都道府県連を定め代表して送付するか、都道府県連ごとに本部へ送付して下さい。

４．前記の経緯を踏まない要望・陳情については、本部はこれを受理しません。

５．本部へ送られた要望・陳情については、幹事長室、省庁政務三役および関係委員会において処理をするとともに、その結果を各都道府県連へ連絡することとする。
と高嶋筆頭副幹事長から説明がありました。

細野組織委員長からは、「都道府県連で自治体への説明会を開いてほしい。草の根として、組織活動に活かしてほしい。」と発言がありました。
写真下：全国幹事長会議で発言する細野組織委員会委員長

詳細については、おって民主党本部広報からインターネットを通じて報告があると思いますので、報告はそちらに委ねたいと思います。分権型陳情への改革

８月３０日の政権交代から世の中の政治の仕組みが、どんどん変わってきています。
鳩山総理を中心に前原国土交通大臣や長妻厚生労働大臣他が、従来型の政策を大胆な英断で変革し、行政刷新会議での官僚対国民目線の論戦など国民の皆さんに見える形で、鳩山政権は試行錯誤しながらも国のかたちを変えようとしています。
今回の「分権型陳情への改革」も従来型の東京詣でをすることなく地域主権の仕組みに変えていこうということであり、小沢幹事長の言を借りると「財源も権限も地方に任せようと明治以来の中央集権の国家統治の政治の仕組みを変えようとする革命的なこと」であり、自治体も財政の節約にもつながり、全国の県連組織の政策活動・地方組織の強化が図られることにもなります。
全国からの幹事長からも都道府県連の強化策など財源も含めて本部からの支援の要望等他の意見がありましたが、特に分権型陳情への改革について、異論を述べる幹事長はおりませんでした。
全国幹事長会議が終了したころには、外は夜の帳が下りておりました。

以上、全国幹事長会議に出席しての報告です。

私もこれからも「国民生活が第一」の理念で、地方議員の一人として、「安心・安全で、住みよい神戸の街づくりに全力投球」してまいりますので、今後ともよろしくお願いします。

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