写真上:無残な姿に「旧室谷邸」 跡形もなく門屋が消えていた。2月11日(日)9時撮影
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米国出身の建築家ヴォーリズが設計し、1934年に完成した国登録有形文化財の「旧室谷邸」(神戸市須磨区離宮前町)が、無残な姿になってしまった。
今週の木曜日の8日の夕方に現地をみた時には東側の門屋はかろうじて残っていたので、丁寧に解体されるものと思っていたが、一気に破壊されたのではないか・・? (写真下:2月7日(水)撮影)
西側の建物の解体の方法が異常であった。(写真下:2月7日(水)撮影)
昨日、地元の住民の方々からいきさつやどのように対応したらよいのか相談を受けたが、時既に遅しの感あり・・・。
室谷家の長女の方からご近所の友人に送られた一年前のお手紙を拝見させていただきましたが、そこには「大事に歴史的な建造物を保護していただける方に譲りたい」旨の言葉がとうとうと綴られていましたが・・・。
ただし、地権者に権利があると言えどもこれほどの文化財をいやおう無しに破壊するだけの権利があるのだろうか。と私は、怒りを禁じえない。と同時に行政の無策にもあきれてしまう。
今週の木曜日の8日に神戸市都市計画審議会があり、その議案の中に須磨区離宮道に面した室谷邸も含めた地域の高度地区の見直しが提案されていました。
私は、都市計画審議会の委員として出席していましたので「須磨区の高度地区の見直しの中で歴史的建造物を含む地域が高さの制限をしようとしているが、歴史的構造物の所有者は、その高度地区変更の前に駆け込みで構造物を撤去しようとしているのでないか。
もっと早く、高さの制限の網をかぶせることは出来ないのか。
又、教育委員会等と連携をとって、歴史的構造物の解体をやめさせることは出来ないのか。」と質問をし、当局を糾しましたが、当局は、「今回の高さ制限の案件については、歴史的構造物の件は承知していない。」と、当局との議論が噛合いませんでした
移築を前提に、解体が行なわれていると思っていたが、状況は異常な状況であった。
新聞報道では、神戸市教育委員会は「部材の保存や移築されるかどうかについては、必ず確認したい」と述べているようなので、至急、部材などの保存状況を業者に報告させるべき。
後世に取り返しのつかない汚点を残してしまったのではないか・・。
写真下:解体の始まった1月18日の「旧室谷邸」
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http://tknr2001.hp.infoseek.co.jp/matumurateikiki1.htm
神戸市は↑ここの連中より間抜けだったという事でしょう。
こうした事柄は全国的に起きているようですが、いかんせん行政面では横のつながりが無いように感じます。
他府県と連携し事例をまとめて検証するといった姿勢はないのでしょうか?
時既に遅くとも、なぜ近江八幡では文化財の保存がうまくゆき、室谷邸では失敗に終わったのかを考え、問題を見つめれば、それは今後かならず役立つと思います。