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あれから5年が経ちました。
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市会議員の統一地方選挙が終わり、2011年５月の下旬、居ても立てず東日本大震災の被災地仙台市に単身入りました。
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当時の須磨区役所内にあった須磨区社会福祉協議会ボランティアセンターで、ボランティア保険の手続きをしたら担当者からは、「行っても無駄だ」と、言われました。単身で行っても受け入れて貰えないと言われました。
しかし、単身仙台市ボランティアセンターに行けば、「よく来てくれました。猫の手も借りたいほどボランティアが不足しています。」と、言われた。
余りにも現地の声が、神戸に届いていない事に愕然とした事を今も忘れません。
仙台のボランティアセンターは、神戸市が、全面支援していました。機材もボランティアセンターの運営方法も神戸の震災の経験を取り入れた画期的なボランティアセンターでした。
当時の神戸市保健福祉局長が、仙台ボランティアセンターを視察に来ていた時もそのそばで、ボランティアの仲間とセンターに居ました。神戸から多くのボランティアのみなさんが、仙台ボランティアセンターに入っていました。
中には、毎週土曜の朝入り、月曜日の朝帰る弾丸ボランティアの仲間もいました。神戸のボランティアの人達はみな凄かったです。
若いお嬢さんも神戸から来たと言って、仙台ボランティアセンターのスタッフをしていました。
多くのボランティア仲間と話をしました。
あれから、5年が経ちました。
一昨日、5年前に仙台市の被災地で、ボランティア活動を共にした東北パナソニックの浜本リーダーが、神戸市役所を訪ねて下さり、当時の貴重な写真を届けて頂きました。仙台市若林区の写真だそうです。写真の小学校は、仙台市立荒浜小学校で、津波は２階まで押し寄せたそうです。
私達ボランティアは、写真撮影厳禁で、現地での写真撮影が出来ませんでした。大相撲の白鵬関が、仙台ボランティアセンターに慰問に来られた時、ボランティアと被災者の皆さんだけが、お相撲さんが作ったちゃんこをいただけました。その時だけ、写真撮影が許されました。
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その時のつなぎの作業服の背中に横綱白鵬関を始め大相撲の力士の皆さんにサインを頂きました。今も事務所に飾っていますが、浜本さんからは宝物が一つ増えたねと言っていただきました。
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大井さんは、手元に持っていないであろうと、その時の貴重な写真をわざわざ神戸までお越し頂き、5年ぶりに届けて頂きました。
仙台ボランティアセンターで、指示された民家に10名程のメンバーと共に畳がはがされたむき出しの床下の泥さらいをしました。そのグループリーダーが浜本さんでした。お困りの民家の方に寄り添い、しっかりと話しを聞かれ、私達ボランティアに指示を出していたのが、浜本さんでした。
ボランティア最後の日に浜本さんからリーダーを指名され、被災者の方に寄り添い活動した事は、未だに忘れられない貴重な思い出です。
リブスの着用が、リーダーの証しで、最後の最後にそのリブスを着用させて頂きました。
5年前、居ても立てず須磨区社会福祉協議会ボランティアセンターで、ボランティア保険の手続きを済ませ、単身仙台市ボランティアセンターに10日間お世話になりました。
あの時の被災地の状況は、私達が神戸で経験した以上の悲惨な惨状で、口では表されません。あれから5年が経ちましたが、まだまだ被災地の復興は遠いとお聞きします。一刻も早い被災地の皆さんに笑顔が戻る日が来ることを願って止みません。頑張れ！東北！ -
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