井草幼稚園 ブログ*零れ話つづれ織り~ こぼればなし・つづれおり

『伝書鳩システム』を導入します。

昨年(2009年)の9月10日、ロイター通信のニュースで、南アフリカのネット環境の悪さにいら立った現地IT企業が、データカードを伝書鳩の脚に付けて送ってみたところ、データ送信のダウンロードが4%しかまだできていない間に、伝書鳩が相手先に着いてしまった…という記事がありました。南アフリカでは、ネットの回線容量不足で通信速度が極度に遅く、通信料が高額なことが問題になっているとのことです。

このニュースにヒントを得て、新学期から本園では、家庭と幼稚園との連絡に伝書バトを導入することに決定いたしました(ご希望のご家庭のみ)。
 朝の欠席電話に替えて、伝書鳩に連絡票をくくりつけて幼稚園まで飛ばしていただき、園から通知がある場合には逆にご家庭にお届け致します。
ハトが文字通り本当の「伝書」の役目を果たします。

伝書鳩は自分の巣の場所を覚えていて、遠く1,000㎞離れた所からも帰ってくることができます。

ただしこれは巣に帰る本能(帰巣本能)であって一羽のハトが2地点間(この場合「幼稚園」と「家庭」)を往復できるわけではありません
したがって、一家庭につき、ハトは2羽必要で、一羽はお家でまず飼っていただきます。しばらくしてから、この2羽を常に交換してお互いに預かります。
ご家庭から飛ばすのは園を巣とするハトで、園から飛ばすのはご家庭を巣とするハトです。
園からの連絡で飛んできたハトは、次回登園の際に園に持ってきていただき、ハトを交換します。(どちらか一方向だけで良い場合(=ハト1羽)はご相談に応じます。
 
飼育費用は2羽ともご家庭負担・月々16,980円を現在予定しています。

幼稚園では、一昨年新しく葺き替えた三角屋根の屋根裏を鳩舎にし、ステンドグラスのあの丸窓から鳩が飛び立ちます。 
電話やインターネット料金に比べれば確かに割高で手間も要しますが、高度情報化時代にあって、メッセージを届けるハトが飛び立ち、空を飛び交う姿は夢のようではありませんか。

sakuraなお当記事に気の利いたコメントをお寄せくださった先着5名様には、ハトを試験期間中、無料でお預けいたします。試験期間中、ハトは園から四つ葉のクローバーcloverをくわえてお家まで帰巣します。どうぞお楽しみに!! ただしコメント欄の氏名欄はペンネームとし、実名・住所・メールアドレスなど書かれないようご注意ください。
                   《2010年4月1日記》

【重要】※当記事の妥当性は、記載の日付一日限りとなりますので、これの書かれた日付にくれぐれもご留意のほどをお願い致します。

コメント一覧

Kikyo
この企画に、「世界フレーベル賞」決定!
IGUSiA Kindergarten
英国NTとのお取り次ぎを感謝申し上げます。取材はいつでも喜んで受けさせていただきます。ただし取材場所については提案があります。現在、着々と高さを積み上げているスカイツリー工事現場の最上階にて、お願いいたします。

強風の場合は日程調整いたしますので、取材予定日は幅を持たせてくださるようお伝え下さい。

スカイツリーの最上階でご活躍の鳶師の方が、休日の合間を縫って、当園の鳩舎をつくってくださっているからです。

コメント、誠にありがとうございました。なお四つ葉のクローバー鳩については後日改めてご連絡申し上げます。
Kikyo
英国のナショナル・トラストで仕事をしている友人にこの話をしたら、「取材したいので、責任者と連絡をとってくれ」と頼まれました。詳細、別途ご連絡いたします。ナント素敵な幼稚園! 
(A.P・KK通信代表:覇戸空子)
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