今日の卒業を祝そう。また謝恩会はダンスあり、劇あり、思い出の幻燈と合唱ありで まさに「鬼の眼にも涙なみだ」だった。ひとつ苦言を呈しておく。劇の前置きで「これは物語だから」と弁解しておったようだが、「井草島の鬼」はこのように実在しておる!ついでながらこの機会に一言させてもらう。世の中に、海よりも深く山よりも高いものがある。「父母の恩」がその筆頭だが、「師の恩」も忘れてはならぬ。特に長い人生の間で記憶に残らない幼児期にこそもっとも師には世話になったのだということを子供の胸にしかと刻ませてもらいたい。担任だった先生に対し、盆暮れの付け届けをせよと言っているのではない(してもよいが)。今日の元教諭のI先生のエピソードにもあったように、年をとっても時々、旨いものぐらいご馳走しに誘って欲しい。担任だった先生には年賀状などで近況を送ってもらいたい。成人したら幼稚園で集まって欲しい(そのための場所ならいつでも提供させよう)。万一「師への恩義」にもとるようなことあらば、ワシは今度はお前たちの家の中に水をまきちらしに押しかけるであろう。最後に、今日のその方たちへの感謝と楽しさは拙者もずっと忘れないであろう。礼を申す!また会おう!! 井草島の鬼より…