お正月4日は、いわき市内のT地区第一応急仮設住宅にて餅つき大会を催しました。主催は、私も属する地元浄土宗寺院の若手僧侶による青年会。
前の日に研いだもち米は40㎏。餅つき機械2台と、昔ながらの臼・杵が両方フル稼働でした。大福餅にしたりお雑煮作りは、住宅にお住まいのお母さんたち女性陣がお手のもの。参加者は100人以上。
元気な子供たちも集まって、正月気分も吹き飛ぶ忙しさで、お正月の一日を過ごしました。
いわき市内では25箇所に仮設地区(団地)があり、このT地区も第1~第10まで分かれています。
ペットのいる人たちがまとまったペット有り専用の仮設地区もあります。
ひとつの仮設地区には、キッチン・トイレ・倉庫のついた集会所がそれぞれ作られています。そこで健康相談、よろず相談、講演会、子供の集いなどが行なわれ、またボランティア活動の受け皿となっていて、社会福祉協議会の方々、様々なボランティア・グループ、地元の学校の生徒達の活躍があります。
私共の青年会も毎週1回、4、5箇所の仮設を順繰りにまわって、カフェを開いています。
挽きたてコーヒー、紅茶、日本茶とお菓子などを用意し、井戸端会議の場を作り出すのが目的。
今回の餅つき大会もカフェの特別編として行いました。
言うまでもなく、被災地は単にまるまるの被災地ではなく、地元の人同士、被災者同士が協力し合っています。
平成23年12月15日現在、仮設住宅は、福島県内だけで1万5779戸。3万771人が入居です(いわき市内では2,870戸、5,862人)。
ひとつの団体がやれることなど、被災した東北全体からみれば実に微々たるものですが、それぞれの足場で、無理なく地道な諸々の活動が結集されていることが、息の長い支援の力になるはずです。
仮設住宅を始め、福島県内で避難している人へ向けた、『絆』新聞という情報紙があり、事情のほんの一端を垣間見ることができます。Web版もあります↓
http://www.utsukushima-npo.jp/kizunashinbunweb/?page_id=80
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