今年も押し迫って参りました。
先日の《子ども会》には、ご来場の皆々様のご機嫌麗しいお姿に接し、誠にご同慶の至りでございました。
わたくし、年少組の「森のお風呂」にそのまま浸からせていただいておりますが、やはり、なんでございますね、「身体が温まれば、心も温まる」というのは至言でございますね。身体も気持ちも冷えたらいけません。
極楽とはこのような心境になれるところなのでございましょう。
あ、ところであの劇の「あ~極楽極楽いい気持ち」という決めぜりふは、いかにも井草が言わせそうだと思われたかもしれませんが、このせりふは、ちゃんと原作の絵本に出てくるのでございます。
さて、皆さまは「極楽」というと、単に気持ちの良い境地をさすと思われているかもしれませんが、「極楽」とは実は一般名詞ではございません。「日本」や「アメリカ合衆国」、あるいは「太陽」や「木星」と同じく、固有名詞なのでございます。
「浄土」(=仏国土)は仏さまの数だけ多数存在しますが、その浄土のひとつである「極楽」とは、「阿弥陀経」その他のお経に説かれているところの、ここから十万億土彼方の「西方浄土」= 阿弥陀如来の国土(極楽浄土)ただひとつを指します。苦しみ、悲しみ、妬み、恨み、怒り、愚かさ、執着……などの煩悩とは対極にある、悟りの境地がそこにはあり、今現在もそこでは阿弥陀さまが教えを説き続けられているとお経には書かれております。
従いまして、あの年少組の劇は極めて仏教的で、そのあとの年長児「成道会のおはなし」につながるように出来ているわけでございます。……と風呂につかりながら、考えました。
二年目を迎える令和が、皆々様にとりまして、ご健康で心あったかな、また充実した一年となりますよう、心よりお祈り申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。 ~ゴリラくんより
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