DAYS JAPANというフォトジャーナリズム誌がある
広河隆一さんというフォトジャーナリストが
戦地へ自ら赴いて、ニュースやコラムで語られている
事実や事実でないことを、視覚で捉えて形にして
写真という媒体で残している。
この方、とても飄々としていてすてきな方なのです。
最近は編集で忙しくて外部のジャーナリストさんの写真を
監修しておられるみたいですが、合い間をぬって
ボソッと「ガザに行ってきます」と出かけてしまったり
手榴弾が飛び交う中を咳きこみながら映像を撮り続けたりする
すごい人なのであります。
横浜の赤レンガ倉庫で、そのDAYS JAPAN主催の
『横浜国際フォトジャーナリズムフェスティバル』
というのがあり、行ってきました。
赤レンガ倉庫前ではドイツフェスタも開催されていて
ビールとウインナーにすごい人、人、人…
屋台もいろいろ出ていて、さすが横浜
崎陽軒のシウマイは売り切れ^^;
「えっもうないの?」「すいません…」
しょぼん…
倉庫の中は改装されてとてもきれいだけど、ガラス張りの床下にいろいろ展示してあってちと怖い
階段もガラス張りで、お年を召した方は「怖くて上れない」と仰っておられました。お子さんは大喜びでピョンピョン上り下りします。
港町らしいジャズの生演奏も海風に乗って響き渡ります。
DAYS JAPANのイベントでは、創刊からの5年分の衝撃的な写真が
パネルになって整然とならべられ、ゆっくりとじっくりと見られる。
説明を読みながら写真に見入っていると、だんだん眉間にシワがよってくる。
戦争で破壊され、窓もない、一歩踏み外したら階下に転落してしまうような
ガレキの建物で子供と暮らす人々。
医療もない、食糧もない、背中が骨の形どおりになってしまっている人々。
治安が悪くて犯罪者が後を引かず、陸揚げされた魚網のようにウジャウジャと
狭い部屋に押し込められている犯罪者たち。
すべて真実、事実なんだ…。
今、この平和な日本で平和に暮らしている私にとっては
戦争による惨状を直接目にすることがないので
どの写真もかなり衝撃をうけます。
本当にどれも「今」「同じ地球上で」起こっていることだというのが
びっくり…
何にもできないけど、いたたまれなくてTシャツを買ってきました^^;
なかなかかっこいい。(着る人にもよる)
外に出たらちょっと雲がかかって日が陰り、赤レンガ倉庫も戦場に見えてしまう。
だけどやっぱり港町。船とモダンな風車が気持ちイイ。
カモメのみなさんではなく、一羽がオブジェのように佇んでいました。
あっ!また飛行船発見!!!
DAYS JAPANの写真展は、この後も
京都造形芸術大学で10/16金~11/2月まで
東京早稲田大学で11/23月祝~12/5土まで
やってます。
今なにか悩みごとがあったりムカつくことがあったり
今の自分が本来の自分でない気がすることがあったりする人は
絶対行って、見てみることをオススメします。
幸せに感謝できるはずです
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます