むらさき綴り

( ´∀`)∩
思いつきでつらつらと…
それでも話題は偏り気味~

DAYS JAPAN

2009年10月11日 17時59分01秒 | その他

DAYS JAPANというフォトジャーナリズム誌がある

広河隆一さんというフォトジャーナリストが
戦地へ自ら赴いて、ニュースやコラムで語られている
事実や事実でないことを、視覚で捉えて形にして
写真という媒体で残している。

この方、とても飄々としていてすてきな方なのです。
最近は編集で忙しくて外部のジャーナリストさんの写真を
監修しておられるみたいですが、合い間をぬって
ボソッと「ガザに行ってきます」と出かけてしまったり
手榴弾が飛び交う中を咳きこみながら映像を撮り続けたりする
すごい人なのであります。


横浜の赤レンガ倉庫で、そのDAYS JAPAN主催の
『横浜国際フォトジャーナリズムフェスティバル』
というのがあり、行ってきました。


赤レンガ倉庫前ではドイツフェスタも開催されていて
ビールとウインナーにすごい人、人、人…


屋台もいろいろ出ていて、さすが横浜
崎陽軒のシウマイは売り切れ^^;
「えっもうないの?」「すいません…」


しょぼん…


倉庫の中は改装されてとてもきれいだけど、ガラス張りの床下にいろいろ展示してあってちと怖い


階段もガラス張りで、お年を召した方は「怖くて上れない」と仰っておられました。お子さんは大喜びでピョンピョン上り下りします。


港町らしいジャズの生演奏も海風に乗って響き渡ります。


DAYS JAPANのイベントでは、創刊からの5年分の衝撃的な写真が
パネルになって整然とならべられ、ゆっくりとじっくりと見られる。
説明を読みながら写真に見入っていると、だんだん眉間にシワがよってくる。

戦争で破壊され、窓もない、一歩踏み外したら階下に転落してしまうような
ガレキの建物で子供と暮らす人々。
医療もない、食糧もない、背中が骨の形どおりになってしまっている人々。
治安が悪くて犯罪者が後を引かず、陸揚げされた魚網のようにウジャウジャと
狭い部屋に押し込められている犯罪者たち。

すべて真実、事実なんだ…。

今、この平和な日本で平和に暮らしている私にとっては
戦争による惨状を直接目にすることがないので
どの写真もかなり衝撃をうけます。
本当にどれも「今」「同じ地球上で」起こっていることだというのが
びっくり…

何にもできないけど、いたたまれなくてTシャツを買ってきました^^;

なかなかかっこいい。(着る人にもよる)

外に出たらちょっと雲がかかって日が陰り、赤レンガ倉庫も戦場に見えてしまう。


だけどやっぱり港町。船とモダンな風車が気持ちイイ。


カモメのみなさんではなく、一羽がオブジェのように佇んでいました。


あっ!また飛行船発見!!!


DAYS JAPANの写真展は、この後も
京都造形芸術大学で10/16金~11/2月まで
東京早稲田大学で11/23月祝~12/5土まで
やってます。
今なにか悩みごとがあったりムカつくことがあったり
今の自分が本来の自分でない気がすることがあったりする人は
絶対行って、見てみることをオススメします。

幸せに感謝できるはずです



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