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京都五山の送り火

2009年08月18日 12時30分20秒 | イベント
フォトグラファー大北です

今回は、京都の夏の夜空を彩る京都五山の送り火を紹介します。


代表的な東山如意ヶ嶽の大文字


午後8時点火


祇園祭とともに京都の夏を代表する風物詩の一つです。
この送り火としては東山如意ケ嶽の「大文字」がもっともよく知られ、
それゆえ送り火の代名詞のごとくいわれていますが、そのほかに
金閣寺大北山(大文字山)の「左大文字」、松ヶ崎西山(万灯籠山)
・東山(大黒天山)の「妙法」、西賀茂船山の「船形」、及び
嵯峨曼荼羅山の「鳥居形」があり、これらが、同夜相前後して点火され
これを五山送り火とよんでいます。


次は松ヶ崎西山-万灯籠山と松ヶ崎東山-大黒天山の妙法です。
残念ながら妙法の妙の上の部分しか撮影できませんでした。


午後8時10分点火

続いて、西賀茂船山 舟形


午後8時15分点火

今回一番大きく写っている大北山の左大文字


午後8時15分点火


ここで午後8時20分点火に嵯峨鳥居本曼茶羅山の鳥居型


午後8時20分点火


大文字に代表される送り火の起源についてそれぞれ俗説はある
ものの不思議と確実なことはわかっていないそうです。
まず、送り火そのものは、ふたたび冥府にかえる精霊を送るという
意味をもつ宗教的行事でありますが、これが一般庶民も含めた
年中行事として定着するようになったのは室町から江戸時代以後の
ことと言われています。
古くは旧暦7月16日の夜、松明の火を空に投げ上げて虚空を行く
霊を見送るという風習を記した史料があるそうです。
これに対して現在の五山の送り火は山において点火されるという
精霊送りの形態をとっています。



私達京都人でも、何回見ても胸がドキドキして感動してしまいます。
尚、各写真は当日心スタッフが撮影したものを掲載しました。

京都五山保存会のページhttp://www.gozan-okuribi.com/

皆さんも機会があれば是非自分の眼で見て下さい。
幻想的で感動しちゃいます。





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