社内クラスターに巻き込まれた筆者が濃厚接触者→陽性→中等症患者→入院→退院→職場復帰→復帰後をきな臭く書いていくブログ

職場で起きたクラスターや、筆者のコロナ闘病記がメイン(でした)。今後は色々と。できれば最初から読んでください。

入院生活その1

2021-08-22 13:18:45 | 日記
8月○日 夕方 入院先の病院にて

入院初日

看護師「○○さん、点滴終わりました?」
どうやら点滴を打ったまま、寝てしまっていたようだ。看護師に起こされる。

看護師「もう少しで食事の時間ですからね。」

もうそんな時間か、病院食は初めてだ。

実は私、生まれてこのかた、入院したことがないのだ。入院経験者から病院食は味が薄い、量が少ない等、よく聞かされていた。


だいたい
8:00朝食
12:30昼食
18:00夕食
多少、前後することはあったが、こんな感じだったと思う。


さて、お待ちかねの夕食。
コンビニ袋に入れられて看護師さんが届けてくれる。トレーじゃないのね。

弁当屋でよくみる樹脂製のケース。おかずとご飯は別々になっている。(ご飯用ケースとおかず用ケース)

この日のメニューは少量の野菜炒めとフルーツ(キウイ三切れ)焼き魚(サバ)白米200g(書いてあった)

本日最初の食事だ
まずは野菜炒めを一口
うん…味がしない。
続いてキウイを一口
お、甘味を感じる。どうやらフルーツ系は、多少はおいしく食べられるようだ。

さて、メインのサバを一口…
うん、見事に味がしない。泣けてくるね。

結局、残してしまった。半分くらいは食べたと思う。申し訳ない気持ちになる。

体調が悪いと、こんなにも食べられなくなるものかと、悲しくなった。

食べ残したままの容器を袋に入れ、ゴミ箱へ。後で看護師さんが回収にくる。毎回、食べた量を訊かれた。



点滴中に寝てしまったせいか、眠れない。こうなると悪い癖で色々と考えごとをしてしまう。


これからどうなる?
本当に治るのか?
味覚、嗅覚は戻るのか?

健康だった頃が、遥か昔のように感じる。
肉体労働で普通の人よりは筋肉もあり、腕も太かった。それが今はどうだ。

コロナでだいぶ痩せてしまっていた。

短期間でみるみる細くなった腕を撫でながら、言い様のない感情に包まれた。


続きます


※画像はイメージです










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