本に学ぶ  「自分」を仕事にする生き方

2019-02-27 11:13:23 | 日記

「自分」を仕事にする生き方            ハアチュウ              20190227

①    個人の時代だと言われるようになったがそれは夢をかなえる才能がある人だけに関係のある話だと思っている人が多い。自分には夢を現実にする行動力も自信もない。「好き」を仕事にと言われても自分の好きがよくわからないし、ただ好きを夢にしてもいいのかどうか。夢がない自分には劣等感や自己嫌悪にも陥ってしまう人もいるのかも知れない。しかし、夢がなくても大丈夫、あなたはこれまでの人生で作り上げてきた「自分」という武器。自分を仕事だと思えたら好きなことも見えてくるし今の自分より好きになれる。人生が楽しくもなる。自分という最大の価値を手に入れている。自分という最大の資産をもっと有効利用しよう。つまりあなた自身が自分の価値に気づいてほしいということなのだ。

 

②    自分を有効利用して楽しく無駄なく生きる。自分の中のうずもれた好きを見つけよう。

私の母を見ていて専業主婦の母は自分の力でお金を稼がないと自分の人生のかじ取りが出来ないのだと子ども頃思った。母は主婦としてのスキルを高めてきたのに父は給料になって母の時間はお金にならない。私たちにとってかけがえのない母ですが世の中的には価値はゼロとなる。自分の好きなこと出来ることを好きになって正しく理解し発信する力が必要。好きなことを見つけられないという人は自覚がないだけ。好きなことは得意なことであり好きだと言えないと自信がないパターンもある。誰にも好きなことは絶対ある。嫌いなことは見つかる人はその逆もあるということ。身近過ぎて気づけない。自分が時間を忘れて夢中になること。好きなことは得意なことでなくてもいい。嫌いなことが好きなことを際立ててくれる。自分が一番お金を使ってきたことともいえる。

 

③    人生を変えるために今を変える。

自分を仕事にするために今いる環境の中で好きなことを今まで以上に極める方法を実行する。一人の能力も時間も限られているからいきなり変えるというのは無理なこと。今やっていることを継続しながら、進路をゆっくり軌道修正することが大切である。できることは少なくていいから行きたい方向に繋がりそうな何かを始めてみよう。

④    楽しそうなんことにはどんどん飛び込んで試して見る。年収3000万以上の人はお金より時間が大事という意識が染みついているから決断が速いと聞いたことがある。人からどう見られるかと恥をかくかもと負の感情に引っ張られるのはもったいない。うだうだ悩む人も決断力がないといえる。3分でおわることを3時間寝かせないようにしよう。歩きやすい靴と軽い荷物で運命を味方にしよう。

 

⑤    いろいろな自分を使い分ける。

どうでもいい人にならない。誰かにとって偏った意見は誰かにとって大切な意見になる。自己紹介は基本的には自分の為でなく相手の為。しゃべっている相手の今が見えてこない相手に私は信頼できない。ネット初作家だといわれたいと思っている。人に合わせるより。会話を広げる質問を投げるのが大人のマナーである。質問をしないというのはあなたには興味がないと言って入るようなもの。会話がうまい人は仕事力も高いものだ。出会いを増やしすぎない。人と会いすぎると一回の価値が下がるような気がしている。使い捨ての出会いを増やしたところで自分が消耗するだけ。新しい出会いをセーブして空いた時間は大切な人と自分のために使いたい。

嫉妬する気持ちはすきに変換して受け入れる。自分の人生を上げることでなく誰かの人生を下げること時間を使うようになる。嫉妬の中には「本当は自分がそうなりたい」という憧れがあるのだと思う。「私、あの人に憧れているんだ。つま好きなんだ」と思うようにしている。SNSでは出し惜しみしない。人を動かす人はSNSとも人のために使っている。仲良しの友達を誘うと自分の時間と友達付き合いが同時に取れる。以前は友達を巻き込むのは申し訳ないと遠慮していたが友達とは価値観や生き方に共通点が多い。だから一緒に出掛けたほうが効率がいいと今は思う。

 

⑥    自分を仕事に生きることを趣味に。

平日も休日も自分の人生。曜日にテンションを左右されない。会社員時代は曜日を常に意識していた。日曜日は明日は会社だ、月曜日は一週間が長い、火曜日はまだ先が長い・・。私が憧れている仕事人は休日も平日も自分の人生だと考えているから曜日ごときで一喜一憂しない。曜日なんかで自分の人生のテンションを左右されてはダメだと思う。平日も休日も人生の残り時間を消費しているのだから。自分を仕事にする時、大切なことは理想の暮らしは一体いくらあれば成立するのかを具体的な数字で把握することだと思う。お金持ちほどお金を気にしない。お金の不安を手放すとやりたくない仕事を手放すことも簡単。5年後もやりたいものだけ続ける。やめたい仕事を止められるように収入源を複数持っておくことも大事。奇跡を当てにしないで現実を地道に変えていく。誰かを認めてあげると自分も成功者になれる。成功している人は他の人の夢を信じる力がある。自分に自信がある人ほど人のやっていることも認めてあげられる。成功している人で努力していない人はいません。5年もあれば誰かにとっての世界は変えられる。「夢もっている」はそれだけでお金になる才能。夢自体が価値をもつ時代。「夢をもっている」ことはそれだけで才能。自分の強みを生かしてネット時代の書き手として新たな作家の形をつくりたい。これが今の私の夢です。好きを磨けば仕事になる。自主的にやっていることって全部楽しい。楽しいことで人生埋めていきたいと思っています。

 

⑦    おわりに

何か始める時はパワーが必要。あなたが一瞬でも感情の爆発を感じたらその瞬間が動き時。その瞬間を逃がさないでください。その瞬間はかけがえがなく奇跡のような瞬間なのです。どんなに好きなことでも熱やアイデアは一瞬しか自分のもとに降りて来てくれません。感動とは瞬間に宿る。それを持続させるかどうかは自分の力。感動があるうち行動しないと感動を味わっただけで終わってしまう。自分を仕事にしていくのであればだれかに言われなくても、結果が見えなくても自分から行動を起こし継続する力が必要です。自分に感動できる人生ってわくわくしませんか。感動を受けるだけでなく、感動を誰かに回す人になってください。自分が受け取ったものを世の中に新たな形で返していく。それが多分自分を仕事にする正体だと思う。

 

⑧    肩書はその人の志だ。

自分の肩書にこだわって人の肩書にこだわらない。肩書も柔軟に変えていく。


 「半径5メートルの野望」

2019-02-26 14:37:45 | 日記

書籍 「半径5メートルの野望」

①    あなたに野望はありますか。

多くの同世代が自分の身のまわり半径5メートルの圏内の日常にしか興味がない。そうだとしてもその小さな世界を充実させていくことこそが大事だと思う。さらにネットを活用して自分の関心ごとを発信していくことでそれぞれの日常が混ざり合えば、結果的にみんなの視野が広がり世界はより良い方向に変わっていくと思う。今やどんな分野もグローバル化は当たり前だが個人で世界を見据える人は一握りだと思う。けれど半径5メートルに意識を集中することならそんなに難しくない。SNSが広がったいまだからこそお互いの5メートルを融合させ行動範囲・興味分野など自分の世界を広げていける。ハーチュウ

 

②    自分の進んできた道こそ日常半径5メートルで芽生える小さな野望をちょっとずつ叶える道のりだったと気が付いた。ゆとり世代、悟り世代と呼ばれ一見満足しているようにみえる現代の若者の中にも自分の人生を変えたいと思っている人は意外と多いのではないか。「自分よりすごい人」の情報におじけづき満足しているふりをして一歩を踏み出すことから逃げている人も少なくない。私自身もそんな一人でした。でも今は日々の行動を少しだけ野心にして身の丈の上を目指すことを恐れません。自分の人生をコントロールしている自分自身が変わらなければ流されるままの人生から抜け出せないと実感している。

 

③    世の中に誇れる実績がなくても自分の人生に誇りをもっていたら勝者の人生だと思う。ただ、その誇りは努力と葛藤からしか生まれないとも思う。この本は同世代にたいする呼び掛けと同時に自分に言い聞かせていることでもある。これまでに叶えた夢よりもこれからかなえたい夢の方がおおいからこそ同じように頑張る人、頑張りたい人へ同じ目線で提案できると思う。

私達は大いなる野望を抱くには自信がなさすぎる世代かも知れません。でも慎重な世代だからこそ地に足のついた日常をしっかり歩むことが出来るはず。日常が世の中の一部であることに気づけば「私にも世界は変えられる」という希望が持てるのではないでしょうか。この本があなたの人生を変えるきっかけになってくれたらこんなに嬉しいことはありません。

 

④    仕事に魔法なんてない。

原稿を書くとき「こうやればネタがわいてきますよ」なんていう魔法のテクニックはあに。考えて考えてもたまに書くことが全く思いつかないと泣きそうになりながらなんとか書き上げています。書くことが好きだからと言っていつもニコニコしながら書いているわけではない。どんな仕事もやりと遂げるかやり遂げないというプライドと責任感の問題でしかない。原稿を書いている時風邪をひいていようと失恋直後であろうとその時物で評価される。「偶然手をぬいたたった1回」が大事なチャンスの一回も知れません。会社員でもフリーランスでも同じ。自分が自分という看板を背負って生きていく以上一回一回すべてオーデションだと思っていかねばならないと思う。逆に目の前の小さなことを積み重ねていけば信頼が積みあがる。安いから手をぬくなんてこともしません。120%稼働を前提に予定を入れない事にも考えを改めた。忙しいほど充実しているのではなく仕事をしている気持ちになっていることの方が多いのでは。

 

⑤    努力はつらいものでない。

私は夢だった作家として一歩を踏み出し書くことでお金を得ています。ある意味夢が叶ったともいえます。だからと言って今の私の人生が楽勝というわけでもありません。夢が叶えば叶うほどチャンスを与えられているにも拘わらず満足する出来で返せない自分に腹がたち絶望します。でもその苦しさと向き合う勇気がないと夢を生きる権利はないと感じています。苦しいことは夢にちかづいている証拠だと思っている。多くの方から努力家だね、毎日つらそうという感想をいただきます。しかし私はつらいこともひっくるめて楽しいのです。「努力」は辛くなくてはいけないのでしょうか。正しい努力は楽しい努力になるはずです。努力しない人は自分の夢に向き合う勇気がないだけです。言い訳を見つけるのがうまい人生はもうやめにしませんか。

⑥    イライラするのは自分のせい。

イライラするのは自分の心の問題であると思います。私はなぜ今イライラするのかその都度考えるが割と自分本位な理由でイライラしていることが多いことに気づきました。それから言葉の使い方。選び方が違う人がいます。言葉というのはコミュニケーションのツールの一つ。根底にあるのを意識することでイライラは減る。怒るというのは相手に振り回されているのと同じ。上機嫌でテンション高くやれば何でもうまくいく。というのは私の尊敬する社長の言葉です。自分で自分を上機嫌に保つために「自分が気持ちよくなることには気前よく投資します」ちょっと割高でも落ち着けるカフェ、時間体力節約のためにタクシーに乗るとか、そのほかテンションマイナスの人とはあまりお付き合いしないとか。自感情がコントロールできるようになれば「人生のプロ」になれると思います。自分が幸せになることがお世話になった人への一番のおかえし。

 


雑誌に学ぶ

2019-02-19 20:19:05 | 日記

週刊新潮18,9,27                                 2019,02,15

①   ギリシアの「危機」と「蘇生」 2月15日

2009年10月政権交代時に見つかった財政赤字の粉飾。ギリシア国債は大幅に格下げされた。一時はデフォルトかとまで騒がれ、ユーロのみならず世界各国の株価を下落させた。このギリシア危機でEUやIMFなどはギリシア政府に対して巨額の金融支援をした。

その見返りに緊縮財政や増税をせまらされ15万人の公務員がリストラされ、中小企業の倒産、自殺者が上昇。病院では医師や看護師の給与が払えないといった事態。楽天的なギリシア人も悲嘆にくれたという。その痛みに耐えて財形再建のめどがたったと昨年8月で金融支援が卒業した、8年間にわたる暗雲が晴れた。しかし失業率はなお高く公的債権も巨額。ギリシアの蘇生へも道は平坦でない。中西氏

 

②  管見妄語。たかが外れた人々  

  全米オープンテニス女子ですい星のように現れた大坂選手。ここ数十年のも間世界最強と言われたセリーナ・ウイリアムズが相手だった。さすがの大阪もセリーナに一蹴(いっしゅう)されると思っていた。実際は大坂が圧勝した。段違いの実力にセリーナはいらいらした。第二セットではラケットをたたきつけた。表彰式は前代未聞だった。セリーナに拍手が集まり、大坂にブーイング。ついに大坂が泣き出した。優勝スピーチは消え入りそうな声で「皆さんがセリーナを応援していることは知っていました。でも今日、この試合を見て下さったことに感謝します。そしてセリーナは私と試合をしてくれてありがとう」といった。大坂の品の良さが際立った。観衆にあやまりセリーナにありがとうと頭を下げるところなどは日本人らしい謙虚さだった。今度のブーイングは抑制のたががはずれていると感じるのだった。

                             藤原氏

 

 

③   医の中の蛙  

  ホスピスにて。60代の女性が外科から来た。ご主人と二人暮らし。お子様はいない。ある日そのご主人が急死されたという。会社も整理して一人暮らしの伊藤さんに入院を勧めたが彼女は嫌がった。近所の方がよくしてくれる。猫もいるからと。その後、ついに音を上げて入院の準備をして外来にきた。経済的に余裕のある彼女は個室だった。うちの病院のホスピスに入らないかと話した。私の病院のホスピスは差額の部屋と無差額の部屋がある。後者は順番待ちが長い。安くはないが差額料金を払えばホスピスの入所は比較的スムーズ

。失礼ながら私は伊藤さんに尋ねた。「どれくらいあるの」「〇〇くらい」じゃ大丈夫だ。2・3年は入院できる。そんなに長くならない。何もいわずベッドのわきで目をつぶる伊藤さんの手を握っていることが多くなった。  サトミ氏

              

 

④   ウルトラ技の顛末 

ツイッターで5000万ユーザーを獲得するのにかかった期間が出ていた。飛行機68年自動車62年、電話50年という。すごいのはここから携帯電話12年、インターネット7年、ユーチューブは4年ポケンごGOに至っては19日。心躍るエンターテイメントがスマ―とフォンホ、インターネットのお陰で一気に世界に広がるようになった。ある小説家がエッセイでイギリスの高級レストランへ行った時のことを書いていた。予約が世界一困難と言われるお店なのに友人がウルトラ技で予約を入れてくれたという。ネットで調べてみるとお㎜欄インでも受け付けていた。インターネットがきちんと使えればだいぶ快適に世界を渡り歩けることができる。外国語を使えない人でもグーグル翻訳など使えばメールの一本など簡単に書ける。ネットを使えないことで損をすることが本当に多い。ネットを苦手なセレブ向けの講習会でもやってお金儲けをするべきだろか。古市氏。

 

 

5  生き抜くヒント カードでお布施する時代になるだろうか。

  ☆金、金の世の中。何をするにもお金がいる。昔貧乏した人ほど浪費的になるのは本当。金の使い方が上手にならない。今の人たちは何でもカードを使うが私はなじめず現金ではらう。問題は何円という端数の取り扱い。一円玉というのはやたらと小さくて軽い。年をとると手先が不器用になり一円玉をえり分けるのに苦労する。コンビニのレジなどでは後ろがいら立つのが伝わる。加齢というのは気持ちより体の方に影響が出てくる。対談や講演料が振り込みになったのはいつ頃だろうか。昔、私が新人作家のころ、対談や座談会に出ると必ずその場で謝礼が渡されたものだ。ある学者と対談した時、その時の担当者が「謝礼は後日、振り込みさせていただきます」と申し訳なさそうにいったら、温厚な先生が怒りだした。担当者が平謝りに謝っても怒りが収まらなかった。その方は、帰りに豪遊しようと予定されていたのかも知れない。私の知るところ謝礼の受け取り方で素敵なのは井上靖さんだった。いつのまにかポケットに収めていた。人間とは現金なもので銀行振込よりその場でもらった方が座がなごむ気配があったのだ。インドでは布施を受け取る側は絶対に礼を言わない。無視を渡した方が合掌して低頭する。布施は布施行と言って行の一つである。とにかくお金の扱いは難しい。そのうちカードでお布施をする時代になるだろうか。五木氏

 

 

6ネットニュース編集者 

AIによりなくなる職業やAIに使われる人間にならないためにどうすべきか。みたいな話題をよく目にする。AIにとってかわられない職業なども出ている。我々はネットの普及で人類史上まれな時代を過ごし、ネットに取られた職業なんて一杯あるにもかかわらず、何とか新しい仕事を生み出している。2000年代前半出版広告業の関係者はバイクを乗り回し思いMOやDVDをバイク便で送ったりしていた。今は「宅ファイル便」や「ギガファイル便」などの大容量ファイル転送サービスやオンラインストレージサービスでやり取りできる。バイク便業界にとっては痛手かもしれないが、データーのやり取りがスムーズになったことで無駄を省き時間の有効利用につながったことか。ある会社がなくなったと嘆くより世の進化を喜びたい。あまり慌てることないとAI危機におもうことしきりである。中川氏


文藝春秋  

2019-02-15 10:04:43 | 日記

文藝春秋201711より

①   もう一人の家族:猫  

 人生の師匠。猫は気まぐれ屋さん。こちらが彼らの行動や気持ちに合わせなければならない面白さが私にとって楽しい。ココロ(雑種、メス、2歳)はいあやだとなったらてこでも動かない。その意志頑固さは感心する。アクアは(スコテッィシュフォード、オス、18歳)は何事にも動じずドーンとしている。生後二か月のタック(雑種、オス)は保護された病院から引き取ったもので今後の成長が楽しみ。これまで4匹の猫をみとってきましたがそれぞれが精一杯命を使い果たして旅立ちました。その姿は実に見事。人生の師匠だと思っています。川上麻衣子。

 

②   建築で挑戦し続けてきた。安藤忠雄 

 設計事務所を開設して間もなくの頃「住吉の長屋」と呼ばれる住宅を設計した。すこぶる評判が悪かった。狭い長屋なのに真ん中に中庭があり2階のベッドルームからトイレに行くのに雨の日は傘を差ささねばならない。不便だというものでした。冷暖房なし。ところが、最近は風向きが変わった。やたらとほめられるようになった。太陽の光、自然の風、それに居住者の体力によって動く。是こそ完全なエコ住宅であると。住宅は居心地の良さだけをもとめればいいものではない。家とは「魂の居場所」であり人の魂に残る空間こそ建築は実現すべきだと考えている。

 

③   日本の先を行く中国

電子決済や顔認証でキャッシュレス社会に。            富阪聡氏(拓殖大)

中国の若者は基本的に財布を持っていない。アリペイやウィチャトペイはあると便利なのでなくないと生活できないのだ。今の中国はスマホの普及によりライフスタイルは劇的に変化。ネット上の商品取引だけでなく実生活にも浸透し、中国人は財布を持たない生活という新しいステージに突入している。中国のサービスはこれまで不満も感じたが今は想像を超えて便利。逆に中国の生活に慣れすぎると日本に帰った時不便を感じるだろう。上海に出張した時中国版ウーバーで車を呼んでもらい現金で払おうとしたとき、おつりがないので受け取れないと言われた。結局友人のアリペイから引き落してもらった。

 

④   ヨガ修行  片岡鶴太郎 p329

片岡鶴太郎は5年前からヨガにはまっていて毎日午前1時おきで4時間のヨガを一日も休まず続けているという。その結果インド政府公認のヨガのインストラクターまで取得。日本では19名しかいないという。徹底的な肉体改造も実現。食事は朝1回。野菜中心の料理と果物を2時間かけてとる。そんな禁欲生活をつづけた挙句体重は43キロだとか。我々が愛した鶴ちゃんとは何かがかわったのだ。現在62歳の鶴太郎。120歳まで生きることを目標にと公言しているがいつ死んでも満足できるように一日一日を一生懸命生きたいという。一生懸命働いた夜はよく眠れるように一生懸命生きた人生の最後は“良く死ねる”はず。ヨガはその一環だという。画家であり、俳優であり、ボクサーであり、ヨギである片岡鶴太郎。それでも真ん中の柱の部分は「芸人」なのだ。ジャーナリスト長田昭二。

 

⑤   医心方 (いしんぽう) 古典医学研究科 槙佐和子 p340

平安時代の宮廷医・丹波泰頼が984年に朝廷に献上した「医心方」がいま世界の注目を集めている。イギリスのオックスフォード大学では最先端治療と医心方を融合させたプロジェクトが2014から始まった。きっかけとなったのは2012年のこと。槙佐和子氏(84歳)による医心方、全訳精解33巻が完結。国内では医心方のユネスコ「世界の記憶」(世界記憶遺産)への登録を目指す運動も始まっている。現代に通じる処方やテーマも多く掲載している医心方。有史以来9世紀までの中国の二百数十もの医書、本草書、養生書、鍼灸・宗教・思想・史書、文学書などから選集。当時の人々が命についてどのように考え、死の恐怖とどう戦ってきたか、出土品の意味を知る手がかりともなる貴重な資料である。多様な文字・・今昔物語 さとうあさこ


雑誌 「道」より

2019-02-06 13:49:03 | 日記

 

書道雑誌 「道」2019 より

①  心に残る言葉  平野 健                    

居間に今なき松原泰道老師の額を掲げている。老師が95歳の時に揮毫された「一隅を照らす」。私は60代の時老師の講座を受講。私の菩提寺である北鎌倉の雲頂庵から長女がご子息に嫁がれていて雲頂庵の行事にお見えになり法話をきく機会があった。私が日頃から大切に心がけていたものと老師の揮毫が偶然に一致した。その喜びは大きく大切な宝ものをなった。要は自分の身近なところから一隅を照らしなさいということだと解釈している。「必要とされる存在たれ」これも好きな言葉。生きている限りこの言葉は深くて重い。

 

②現在は情報の氾濫も著しく「ぼけている暇」はない。松原老師の座右の名は「生涯現役臨終定年」であった。まさにその通りで101歳の天寿を全うされた。老師ほどの高僧が私に対してそのように生きなさいと教示されたのだと私は真摯に受け止め生きている。

仏教の教えに「脚下照顧」という言葉がある。「理屈を言う前に足元をよくよくみろ」。まずは出来るところから実行に移せということだろう。いずれにしてもしみじみ感じるのは「感謝」だ。すべてに対して「ありがとう」と素直にいえる日常は心が穏やかである。

 

③  文字文化の継承を 三上 栖蘭

平成も本年4月に終わります。31年前小渕官房長官が「年号は平成です」と毛筆で書かれたパネルが出されたことを懐かしく思い返します。平成の世もいろいろありました。夏季の猛暑の連続などがありました。隣国北朝鮮、韓国、中国、台湾などの動向も気にかけることが多くありました。日常生活では電子機器やスマホなどの普及で日常生活も大変便利になりました。脳が退化しないかと心配になりました。

 

④  文字文化の継承を 三上 栖蘭

書道において先般、伊勢神宮法展の審査にいきました。全国の幼児から90代の人々の出品が14300点の応募があり、しかも昨年より500点ほど増加しているらしい。日本の伝統「書」に対する意識がますます盛んになっていることに感動しました。漢字・ひらがな・カタカナと三様の文字を日常使っている民族は他にないとのことで優秀な頭脳をもった日本人には切っても切れない文字文化があります。これを大切に、また、筆を使って書く素晴らしいものを芸術にまで高めてまいりたいと思っています。末長く続けて世界に誇れる文字文化を発展させたいものです。

 

⑤  学び続ける楽しさを  篠崎 重雄

日本人のノーベル賞受賞者が出て勇気づけられた。受賞者の会見をみていて研究の道に進み続けてその成果を社会に還元させたことの素晴らしさに学び続ける楽しさに大きな喜びを感じました。書を通して学び続ける楽しさを皆さんと一緒に共有していきたいと思います。