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タイの沼は海ですか?

『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』見た〜

熱が下がりだいぶ楽になった昨夜、4年前のタイ映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』をアマプラで鑑賞。

いやー、面白かったです。
ネタバレなしで感想を書きますね。



『NOT ME』を見て、タイ国内の格差についてどうしても意識が高まっている今日この頃……。この映画は刺さりました!


能力があっても、貧困は子どもにとってどうしても足枷となってしまう。奨学生として学費が免除されても、その他にかかる交通費や雑費、経費(という名目の寄附金=この映画の中では「ワイロ」と表現されていました)は家計に重くのしかかります。主人公リンの家庭はひとり親家庭。父親は実直な教師でお金儲けとは無縁に生きてきた人でした。リンの才能を伸ばそうと、名門校へ転入させるのですが、そこにいたのはお金持ちの勉強嫌いなお坊ちゃまたち……。彼らは試験を突破するため、お金と引き換えにリンの力を頼ってきます。友人を助けるために、軽い気持ちでカンニングに手を貸したリンだったのですが……。


貧富の差というものはどの国にもあることかもしれないけれど、タイでは富裕層との差がマジにえげつないようです。日本はここまであからさまじゃないような気がします。(本当のお金持ちは税金逃れのために海外に住んでるのかも?)
カンニングは確かに不正行為ですが、お互いに足りないもの、【知と財】を分け合って助け合う、WinWinの関係は悪くない事のようにも思えました。
リンたちの作戦にハラハラドキドキ、思わず成功を祈ってしまう……!

この名門校にはリンの他にもう一人成績優秀な生徒バンクがいてその子もひとり親家庭で生活は苦しいんです。でも彼はお金持ちのお坊ちゃまたちの誘惑?から一線を画して生きていこうとします。バンクはもうひとりの主役と言ってもいいかもしれませんね。ちょっと若い頃のニノを思わせるような俳優さんの演技にも注目です。


先日、日本でもカンニング事件がありました。ある意味タイムリーな作品だと思います。キャストの演技も良いです!ストーリーも練ってあります。重すぎず軽すぎず、いい感じに楽しめますよ。😉


GMM GRAMMY OFFICIALで主題歌のMVを見つけました。映画のシーンも使われています。↓



Spotifyはこちら↓









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