思えば、2020年12月に制作発表があってから(当時大興奮😁)最終話まで、ずーっと楽しみが続いていました。✨コロナ禍で撮入が遅れたときも辛抱強く待ったよね。Babiiたちみんな……。
推しカプが主演の連ドラを3ヶ月以上、14話もリアタイ出来たなんて、なんて贅沢で幸せな時間だったんだろう?!ね!!!(圧)
これは映画では絶対に味わえない連ドラの醍醐味なのよ。😌✨✨
そしてそのドラマが、今まで見たことのないストーリーで、キャストのビジュアルも演技も、史上最高の素晴らしさで……!(私は常に新しいドラマが見たい人間。老い先短いんでw)
特に後半は先が読めない展開で、まさに一喜一憂していました。夢中だったよ。💓
こころから感謝したい。『NOT ME』制作に関わった全ての人に……。本当にありがとう。🙏✨
さて、今回は『NOT ME』というドラマ、シリーズ通しての感想です。いつものように気ままに語ります。最初に謝っておきます。ごめんなさい、ちょっと長いです……。💧
⛺ ⛺ ⛺
1.ラストシーンが意味しているもの
デーンヨックにこころを持って行かれて💓ラストシーンについて触れてませんでしたねw。
ショーンとホワイトのキスシーンでこのドラマは終わりました。
え、またワイヤーアクション?
無理あるよね?あの場所に飛び移るってw。
あ、OffGunチューしてる。
また、ボタン取るんだ。
あんな狭い場所で……。
チューしながらズームアウトなんだ。
……なーんて思いながら見てきたけど、ちょっと不思議だったんですよね。なぜこういうラストシーンにしたのか。🤔
このシーンが意味しているもの。なぜこの演出だったのかをちょっと深読みかもしれないけれど、考えてみました。
例えば、あの海に立つ狭い足場は、未来を意味してるのかな?と。あるいは理想とする社会?
辿り着くには困難に思えるけど、それでもふたりは(若者は)ジャンプする。目指すべき場所へ勇気を持って……。
そして、不安定な居場所だけど、危なっかしいけど💦、それでもそこに愛する人がいるなら彼らは臆せず抱きしめ、キスをする。愛という衝動に正直に。
現実に打ちのめされそうになりながらも、決して負けずに。あくまでも人間を愛しながらそこに立ち、彼らは進んでいくのだ……。
そんなメッセージを感じました。☺️
シンボルとしての不死鳥🔘とともにね。
思うにこのドラマ、未成熟な民主主義が背景にありますよね。タイだけではなく、フィリピンなどもそうなのかもしれない…。(昔読んだ『虹の谷の五月』という小説を思い出した💧あくまでも小説だけどね)
権力と富める者の癒着。法律よりも誰かの利権が優先される社会。誰かのために法律が捻じ曲げられる社会……。
思想や精神よりも、民主主義という【型】だけを導入した結果が、不正や格差を生んでいるような気がします。まあ、日本だって他人事じゃないよね。
『NOT ME』で描かれているホワイトたちの【国】は、成熟した民主主義社会への過渡期にあるのかもしれません。そして、そんな国を支え変えていこうとする、若いふたりのキスシーンでこのドラマは終わりました。危なっかしいけど、勇気と愛と希望に満ちたラストだったと私は思います。☺️
2.BLドラマの可能性
この『NOT ME』というドラマの成功で、BL(Yシリーズ)の新たな可能性が花開いた気がします。
もともとマイノリティであるBLドラマ。そこにはLGBTQへの理解や多様性への意識など、すでにメッセージ性が内包されています。それに加えて『NOT ME』が描いたのは、タイという国の社会的な問題でした。それもかなり攻めた内容でしたね。(ほんとにヒヤヒヤしたわ💦)
BLで社会的なメッセージ?
制作発表で聞いた時はちょっとピンとこなかったけど、ドラマを見終わって、このやり方にブラボーを贈りたいと思います。マイノリティであるからこそ、大手キー局が尻込みしそうなテーマに切り込んで行くことができる。BLドラマの衣をまとえば、目立ちすぎて消されることもない……。上手いやり方です。😉✨
今後、実行する勇気のある人が、どれぐらい出てくるかはわからないけれど、表現のためにあえてBLというパッケージを選ぶ造り手が現れる可能性も出てきたのではないかしら。メッセージ性のあるBLドラマがこれから増えるかもしれません。
あ、でも、私たちが日々を生き抜くために、ほのぼのラブコメ枠も必須です。☝️✨是非キープしておいて欲しいものです。☺️
3.OffGunにとっての『NOT ME』
OffGunがコンビを組んだドラマシリーズとしての3作目。(『パピハニ』は1と2合わせて1作品として数えました)
彼らは本当に1作ごとに成長してきましたね〜。
前の役を引きずらず、違う作品でここまで共演してるのは、数あるイマジナリーカップルの中でも稀有な存在ですよ。
そして今回は、Offくんの、役者としての成長が著しい作品となりましたね。☺️
以前のブログで、私は、Gunちゃんは役に入り込むと時空を歪めるような凄みがあると書きました。それに対して、Offくんは彼自身と役との結びつきが少し緩くて、スキがある感じ。良い意味でのまっさら感、素人っぽさがあるイメージでした。でもそこが、Gunちゃんの凄みや毒気(!)を中和して、BLドラマのトーンに合うよう作用していたように思うのです。
このふたりの持つ空気感が絶妙だったのが『セオラブ』です。あれはふたりじゃないと絶対に成り立たない作品です。
でも、今作『NOT ME』では役との乖離、スキ、緩みは歓迎されません。全体を通して非常に緊張の高い作品だから。そしてそれは、聡明なOffくん自身がよくわかっていた事だと思います。
かくして、かねてから役者としての成長を自分の課題として語っていたOffくんが、自身の殻を破り見事にステップアップ!!!
本当に見事に……。(感動)😌✨✨
今まで見たことのない(恐らく本人も知らなかったであろう)表情をたくさん見せてくれましたよね。
もう「自分はMCです」なんて言えない。周囲が言わせない。ガッツリ「役者です」って言うしかないですよ。😁
さて、じゃあ、今回Gunちゃんとの相性はどうだったのかな…とあらためて考えてみましょう。
うーん……。
🤔
これは、ちょっと保留にしておきたいな……。
いや、悪いわけはないんですよ。💦
でも、なんか、まだ私の中でちゃんと整理がついていないんですよね。💧
アップデートされたOffGunのお芝居を、まだ消化しきれてない感じです……。(ショーンとホワイトという役柄のせいもあるかも?)もちろん、OffくんとGunちゃん単体で見たときは、それぞれが間違いなくベストパフォーマンスだったと思います。しかし、相性としてはどうだろう?
世のBabiiさんたちはどう思ってるのかな?
あるいは、Babiiじゃない方々はどうですか?どんな風に感じましたか?
まあ、Offくんの相手は【演技モンスターあたぱんさん】ですからねぇ……。😅
Gunちゃんは役者として、色に例えると黒なんですよね。私のイメージは。
生半可な色じゃ飲み込まれてしまう……。
対抗出来る色は白しかないのです。『セオラブ』までの役者Offくんの持つ色です。もちろん、両者消し合うこともあるけれど、対等のパワーバランスで考えると黒白で一対ということになるんですよ。☯️
なので、お芝居の相性ということで考えると、アップデートされたOffGunに関してはまだわからない…というのが私の正直な感想です。
断っておきますが、俳優としてのOffくんの成長、進化は彼のために絶対に必要だと思ってるし、私は逆戻りは望んでいません。
その上で個人的な希望を書くなら……。
自分自身を解放して役として表現することを掴んだOffくんに、今度は受容的な役柄を演じて貰いたいと思っています。
よく相手を見て、聞いて、そこから生まれる感情を正直に表現してみて欲しい。技巧的じゃなくね。
相手との間に、その場で生まれるもの。それがきっとお芝居の醍醐味なんだろうと思います。
そして、それが叶いそうなのがこのドラマ。↓
ティーザーはこちら。↓
https://youtu.be/nOGHzaoyXJs
https://youtu.be/nOGHzaoyXJs
これ、絶対美味しい役だよ〜!多分振られちゃうんだろうけど(失礼w)、結構な数の視聴者はOffくんに気持ちが行くと思う。いや、視聴者の気持ちをかっさらうように演じないとダメです。😁この役をきっちり演じられたら、さらに役者としてステップアップ間違いなしだと思うのです!(何の予言w?)
絶対見たいドラマなんですよ。でもジオブロされるに決まってるから、問題はどこが版権買うかなのよね……。U-NEXTさん、頼む!!🙏✨楽天さんでもいいよ!!(TELASAは…まあ…いいよ。)
あ、ちなみにGunちゃんに関しては何も言うことはありません。
もう、GMMを代表する名優でしょう。
天才ってこういう人を言うんだね……。☺️
ふたりの最高を更新し、渾身のパフォーマンスを見せてくれた、集大成のようなドラマ『NOT ME』。
正直、もしかしたらこれでOffGun共演は終わり?ともよぎりました。🥺それほど良かったから。
でも、出演した音楽番組で「これからも僕たちは良い作品を作り続けます」ってコメントしてくれて、ほっとしたし嬉しくなったよ。☺️
ふたりはもう軽やかに前に進んでいるね。
⛺ ⛺ ⛺
ここ2〜3年、次々と素晴らしい作品が生まれているタイBL。
そのどれとも違う方向性で、こんなに夢中にさせてくれた『NOT ME』に賞賛以外の言葉はありません。OffGun愛して良かったと、こころの底から思っています。💚💚
本当に幸せ……。😌
そして、この作品をより多くの人に見てもらいたいです。
気が早いけど、円盤(Blu-ray)が待ち遠しいよ〜!!😆