前の記事で解約しようかって言ってたのにねw。何気に映画はチェックしている。😁
『ミセス・ハリス〜』良かったです。
夢のある映画でしたね。
『ハウス・オブ・グッチ』のようなドキュメンタリー寄りの内幕ものも興味深く見たけれど、この、ほのかなファンタジー風味の物語もまた良いです。
以下、ネタバレありで書いています。
戦争未亡人で善良な市民、正直で働き者の女性に生まれた夢……。それはディオールのオートクチュールドレスを買うこと。彼女の努力(コツコツ働いて貯めたお金)と少しの幸運で本当にパリへ行けることになり……。✈️
ミセス・ハリスの行動力は凄い!彼女はいくつなんだろう?たぶん私よりは年上設定だよね?正義感もあって愛情深くて。気持ちを寄せやすいヒロイン像ですよね。ドレスを買いたいのは純粋にその美しさに惚れたから。虚栄心とか承認欲求とかじゃなく、本当にドレスに魅せられて、彼女は海を越えてパリへやってきた。
そんな情熱はディオールの従業員や同じ労働者階級の縫製師(お針子さん)たちにも伝わる。
クリエイターにとって、自分たちの作品を純粋に愛してくれる人は、やはり嬉しいのだろうな…と思ったよ。ファッションもエンタメと同じように人気商売。移ろいやすく掴みどころのない【人のこころ】を相手にしているから。こんなガチなファンを目の前にして、アガらないわけがないw!
ストーリーはとても良く出来ていて、山あり谷あり飽きさせない。
ふだん、夢も希望もない…って言ってる私だけれどw、この映画みたいに夢があるってていいものかも…って思った。何と言うか、生きる張り合いになるものね。
終盤の展開も、そこからエンディングに向けても、脚本が上手いのよ。
鍵となるのは【オートクチュール】。
世界に1つだけのあなたのドレス。
そして、あらためて気づくのよね。
誰の人生も一点物だって。
自分の納得がいくように、自分の人生をデザインし最後まで生きたいな…と、アラカンの私も思ったのでした。☺️✨