韓国BLも見ました〜。☺️🇰🇷
『恋愛至上主義区域』という作品です。
ゲームの中に入ってしまう主人公。時々現れるシステムからの指令……。ちょっと墨香銅臭の『人渣反派自救系統=さはん』に似ています。
でも、前情報なしに見始めたせいか、なかなか難解で、よくわからないまま見進めることに……。😅(今も全部を理解できてないかも💧)
韓国で人気のWEB小説が原作なんだそうです。
以下、ネタバレありです。
29歳のミョンハは先輩が書いた小説の中のキャラ、ヨウンが可哀想だと感想を漏らします。すると不思議なことに彼自身がその小説が原作のゲームの中に。そこではなんと、19歳の高校生になっています!(韓国って高校3年が19歳なの?)
するとゲームのメッセージ画面が現れヨウンを幸せにすることがミッションだと告げられます。ペナルティは死。(物騒)
ここでの死はつまりゲームオーバーってことだよね?って思いながら見ていきます……。🤔
ターゲットのヨウンはひとつ下の学年で、初めはまあ、素っ気ない。ミョンハに対する好感度がマイナスからのスタートです。💦
でも、ミョンハはめげない。孤独なヨウンを励ましたり支えたり。懸命に尽くします。
でも、それは恋愛感情ではないんですよね。あくまでも親切心というか友情というか……。セリフの中に「推し」という言葉が出てきたので、どちらかというと、推しを幸せにしたいという感覚なのでしょう。
最初、私はこのあたりがよくわからなくて、徐々に「ん?これは単純なBLではないんだな…」と察し始めました。(正直、普通にゲームの中で好きなコを落とす話だと思ってた😁)
描かれているのはいわばパラレルワールドですよね。自分であるのに自分でないような……。
ゲームの中でのアイデンティティってどんなもんなのでしょうね?
例えば、RPGで自分を主人公として設定した時、その行動にどのぐらい自分らしさが現れるでしょうか?
実世界では出来ないことも、あるいはしないことでも、ゲームの中なら出来てしまう。でも、やっばり自分らしさをすべて消すのは難しい……。
やっとのことでミョンハとヨウンは両思いになり付き合うことになります。だけど、ミョンハの誰にでも優しい…でも特定の誰かと深く関わるのは苦手……という性格がネックになってしまう。💧これは彼の家庭環境が原因のような気がします。愛着の問題ですよね。🥺
そうこうするうちにシステムエラーが頻繁に起こるようになり、このゲームの世界が危うくなっていきます。残り時間も減っていき……。
どうやらこの時点でミョンハはヨウンと別れることを決心したようです。いつか消えるのなら、今のうちに別れておこう、忘れて欲しいと……。友達も出来たし、自分が消えても彼はもう孤独ではないから。🥺(いや、でもヨウンの気持ち!!?💦)
しかし……。
視聴者は衝撃の事実を知ります。
【ミョンハは既に自死を選んでいて、最期の瞬間「何もかも後悔した」ということ】を!(この展開ちょっと『カラフル』に似ているよね)
つまりパラレルワールドというより、転生モノだったと……。そんで、やっぱり『さはん』に近かった!!😳
では冒頭の先輩とのシーンは??
あれも生命が果てる前にミョンハが見た幻想なの??
先輩って何者??神様なの?それとも死神?
とりあえず、このゲームは何者かが与えてくれたボーナスステージのようなものだったらしいのです。(違うかな?)ミョンハはもう一度思い直し、ヨウンと生きる道を選びます。
そして、ヨウンを幸せにするというミッションは【ミョンハ自身を幸せにする】というミッションに変わります……。
実世界ではミョンハの人生は終わったのでしょう。でも、パラレルワールドでふたりは一緒に生きていくことになり見事、ハッピーエンディング。





絶望の果てに見つけたものが、心を開いて誰かを愛し、愛されることだった。そして主人公は救われた……。
そういうエンドに萎えてしまう人もいると思います。そんな都合よくいくかよ、結局恋愛が最強なん??ってねw。
でも、この物語ならそれも良いかなぁって思ったよ。☺️甘いと言えば甘いのかもしれないけれど、一生懸命生きてるミョンハとヨウンは可愛い。特にミョンハのことを好きになってからのヨウンは一途でいじらしい。
孤独だった彼の想いが報われて本当に良かったと思うのです。

この作品、映像も美しく独特な味があります。撮り方や演出が何かの作品に似ているような気もします……。なんだろう?
ミョンハ役のイ・テビンさんは、お芝居が妙に(?)上手いw。あんまり情報入れてないのでシンプルに感想を書いてますけど、とても安定した演技です。すでに相当なキャリアをお持ちなのかな?
なかなか難解な作品でしたが、不思議なテイストで面白かったです。
どうなるんだろう??とつい引っ張られ、最後はなんとなく?腑に落ちました。😁パラレルであろうとハッピーエンディングは良いものです。

おそらく私のものとは違った考察も出てくると思います。興味ある方はぜひ!1話約30分強、全8話というちょっとだけボリューミーな構成となっています。
『恋愛至上主義区域』FOD↓