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タイの沼は海ですか?

時間が足りません

時間が足りない。
物欲はない。時間が欲しい。(切実)

〈好き〉が増えると時間が減る。
どうしたらいいんでしょう?(笑)

ちょっと生き急ぐようにwブログを毎日書いている。
それなりに時間も使うから、仕事を終えて帰宅し夕飯を食べたあと、これまでゆっくり読んでいた新聞を読む時間がなくなってしまった。
読みきれていない朝刊と夕刊がたまっていく……。
最近はじっくり読めるのが日曜日とか、休みの日ぐらいになってしまっている。

読売新聞日曜朝刊の記事で、読もうと思ってとってあったページをやっと今日読んだ。

イタリアの作家、パオロ・ジョルダーノ氏への電話インタビュー【コロナが問い直したもの】という記事だ。

プロフィールを見て知ったのだが、素粒子物理学者から作家に転身した人らしい。
つまりサイエンティスト。
それなのに、いや、それだからかもしれないけど、コロナ禍を巡る新聞記事や論文だけを読む状態が何か月も続いたとのこと。小説を読む余裕がなかったという。

同じ日の違うページには、木琴奏者の通崎睦美氏の【目の前のことに全力投入】という、コロナ禍における、まるで正反対の過ごし方が書かれていた。
コンサートは全て中止になりレッスンも出来なくなったが、もともとフリーの仕事をしていく上での腹の括り方があり、泰然とできることをやる、そう考えたと。これは、本番ががあろうとなかろうと、休むことなく練習しなければならない演奏者の宿命として、私もよくわかる。(私はといえば、職場で弾く以外、ほとんど自宅では弾いていない。腕が落ちる一方だ


さて、先のジョルダーノ氏。
夏に入り小説を読むことが出来るようになり、創作も再開したとのこと。
そして、それまで仕事中毒だった自身を省みて、自由に過ごす時間を可能な限り確保するようになったと述べている。

「私の時間に新しい意味を与えたいと思うからです。」

これ、私に響いた言葉……。
今、こうしてブログを書いている瞬間、この時間は、まさに私にとって新しい意味を持った時間となっている。

様々なエンターテインメントが影響を受けた新型コロナの流行。

作家やアーティストだけでなく、大事なものは何か?多くの人が考えた事と思う。

私はどうかな?

基本の仕事は木琴奏者の通崎氏に近い考え方だ。とにかく目の前の仕事をやるしかない。(自粛なんて存在しなかった)

でも、これまでになかった感染対策などで生じる消耗を癒やしてくれるのは、やはりエンターテインメントだということも再認識した。

この記事で知ったジョルダーノ氏の著作も読んでみたい。
通崎氏が挙げていた『日米交換船』も。

でも、まだ読みかけの本がある。
そう!時間が足りないのだ!!

ほら、そうこうしているうちに、夕飯も作らねば!


『素数たちの孤独』


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