琅琊榜とはいわゆる【番付】のこと。江湖(武侠人たちの生きる世界)での総合的な世界ランク。
その一位がなぜか自身は病弱な梅長蘇(蘇哲)という男(演・胡歌さん)なのです。そう、彼は江左盟という組織のトップで謎多き人物……。謀略知略に長けており、彼の力を必要とする者も多い。日本版のサブタイトルは【麒麟の才子、風雲起こす】です。もちろん麒麟の才子とは蘇哲のこと。
その彼が次期玉座を狙う王子たちのうちの誰に付くか…そこから物語が始まっていきます。蘇哲の真の狙いとは……?
名作という評判を前々から聞いていたので、BSでのオンエアを機に見始めました。(録画でね)
もうね、1話めから面白い!
いきなり魔法省みたいな琅琊閣が出てきてファンタジーだし、王子の一人が生命狙われてワイヤーアクション炸裂するし、まだ少年の呉磊くん可愛いし、不夜天(違いますw)で張哲瀚出てくるし……。
この記事を書くためにあらためて見直してみたけれど、情報量がハンパない1話です。💦掴みはオッケー!私のこころはガッツリ掴まれましたよ。😁✨
完走してみて、噂通り本当に面白かったです!蘇哲の読みの深さ、打つ手がビシバシ決まっていく爽快感、過去に起きたクーデターにまつわる謎、蘇哲の病について……。先が読めない展開に夢中になって見てしまいました。終盤の合戦シーンは映画並みの迫力。ラスボス(!)との直接対決も息を呑みました!
何より人間が深く描かれていたのが良かったです。亡くなった親友を思うこころ。義について。親と子について。そして、ある意味、ブロマンスドラマだとも思いましたよ。胸熱展開が出てきます。😌



これ『半沢直樹』や『ガンダム』(特にファーストガンダム)が好きな男性にも刺さるんじゃないかな〜。Xでのポストはほとんど女性のようでしたが、性別を問わない面白さだ思います。
私は昨年亡くなった父に見てほしかったな…とちょっと思いました。父は大学時代、中国語を学んでいて中国の文化にも親しみを持っていたので。
🍊 🍊 🍊
このドラマの影響なのか、もともと中国の武侠物で好まれる設定なのか、後続ドラマに共通する要素にも気付かされました。
主人公が病弱なのは『山河令』『蓮花楼』『一念関山』にも通じる点です。(ある意味、『陳情令』の魏嬰もそうかも)作劇の上でも、主人公がパーフェクトじゃ面白みがないですよね。
そしてその主人公を守る護衛(従者)の存在。『琅琊榜』では呉磊くん演じる飛流ですね。この存在はちょっと陳情令の鬼将軍(温寧)を思わせます。めちゃくちゃ強いの。で、口数少なく主人公に忠実なのです。
ストーリーの外交関連で言うと、かつて属国にした国からの復讐もよく出てきます。『天官賜福』や『蓮花楼』でも描かれました。えーと、確か『成化十四年』でも出てきたような……。これは島国日本と違って、大陸にある国の物語らしいですよね。
役者さんも皆さん良かった。✨✨
胡歌さんは流石です!交通事故の傷跡がこの役に図らずも合っていて、まさに当たり役だったなぁと思います。俳優としての危機を乗り越えて蘇った彼と、蘇哲が、なんか重なるんですよね……。きっと過去に言われ尽くしてると思うけど。
彼と呉磊くんが再共演した映画『来し方 行く末』もぜひ見たいなぁ。
そしてそして、今回も『山河令』の時のようにXでも楽しみました。✨先輩方がネタバレもせず必要な知識はシェアしてくれて助かりましたよ。ありがとうございました。🙏(何なら公式様がちょいちょいネタバレしてた😅)これも連ドラ視聴の醍醐味ですよね。また何かの作品で盛り上がりたい!
各配信サイトで見放題になっていると思われます。未見の方、『琅琊榜』本っ当に今更ながら超オススメです!!!☺️☝️