2010年1月5日:午後1時40分
ホルアロアを通り過ぎ、
UCCハワイ・コナ・コーヒー・エステートに到着。
駐車場に車を停めて、販売所に入っていくと、
おなじみの三木さんが、出迎えてくれました。
以前は、
ナポオナポオ・ロード沿いのアウトレットを利用していましたが、
お店がなくなってしまっていたので、
ノース・コナ・ベルト沿いのこちらの農園に、はじめて訪れてみました。
コーヒーの試飲とチョコやナッツのお土産品を試食していると、
「せっかくだから、農園について説明しましょうか。」と、三木さん。
「はい。お願いします。」
販売所を出て、見晴らしのいい斜面に植えられたコーヒーの木のそばへ。
コナ・コーヒーについて色々と説明を受けることに。
フアラライ山は、とてもコーヒーの栽培に適していること。
肥沃な火山性の土壌と温かな気温がコーヒーの木の成長を促進し、
朝夕の寒暖差が、コーヒーの実を引き締めること。
また、急斜面で栽培するため機械が使えず、
すべて手摘みであるということ。
一本の木から収穫できる実は、コーヒーにして約50杯分であること。
特に1個のチェリーに1個の実しかないピーベリーという豆があり、
コーヒーの木1本からは、わずか4~5%しか採れない・・・などなど。
(あれ?デジャビュのような気がするのは何故だ?)
三木さんの説明を聞きながら、ふと、頭の片隅で浮かんだ疑問。
(ああ、そうか!)
そのわけに、すぐ思い当たりました。
べイビュー・ファームで受けた英語の説明を、今度は日本語で聞いているのです。
まるで、訳してもらっているかのように。
おかげで、コナ・コーヒーに関する知識は、しっかりと頭に入ってきました。
記念に、コナ湾を臨む農園を背景に写真を撮ってもらったところで、
販売所に戻り、お土産を買うことに。
エクストラ・ファンシーとピーベリーを購入しようとレジに持って行くと、
三木さんがこんなことを。
「コナ空港で、これを貰いませんでしたか?」
差し出されたのは、コナ国際空港の出口で配られている無料のガイド冊子。
たしかに、ハワイ島を訪れる度に貰っている冊子で、
今回も、到着早々、空港で手にしていました。
ページを開くと、中にはこんなクーポンが。
『20$以上お買い上げの方に
オリジナル・コナコーヒー・アイスクリーム進呈。
クーポン券1枚につき、1名様有効』
そう、
(クーポン券があれば、
オリジナルのアイスクリームが食べられますよ。)と、
三木さんが無言のまま、目で伝えてきます。
なんと、親切な人でしょう。
しか~し!!
間の悪いことに、ぼくたちはその冊子をコンドミニアムに置いてきてしまっていたのです。
(う~ん、残念・・・。)
そのことを伝えると、
三木さんは、
「同じものがありませんか?」と、ぼくに言います。
「えっ?」
何のことか分からず、三木さんの目を見返すと、
三木さんは、チラチラと販売所の一隅に目を向けています。
どういうことだろうかと訝りつつ、視線の先を辿っていくと、
柱にマガジンラックがかかっています。
(あれのことですか?)
ぼくが目で問い返すと、
(そうです。)と三木さんの目が答えています。
マガジンラックには2、3種類の冊子が何冊もささっています。
(あれですか?)もう一度無言で問い返すと、
(そうですよ。あれです!)と、三木さんのメガネの奥の目がキラリ!
次の瞬間、
「ああっ!!!」
ようやく意図が分かり、ぼくが思わず声に出すと、
「はい。持ってきてください。」と、三木さん。
我ながら、勘の鈍さにあきれつつも、
マガジンラックの前に行き、中から同じ無料のガイド冊子を2冊抜き取ると、再びレジの前へ。
ページを開き、借りたハサミでクーポン券を1枚ずつ切り取り、差し出すと、
「はい。こちらをどうぞ。」
と、三木さんがアイスクリームを2個手渡してくれました。
なんと、良い人でしょう!
おかげで、妻とぼくは、
とっても美味しいオリジナルのコナコーヒー・アイスクリームを食べることが出来たのでした。
いたれりつくせりの応対に感謝しながら、三木さんに別れを告げ、
ぼくたちはUCCコーヒー農園を後にしました。
余談です。
せっかくなので、
ナポオポオ・ロードのアウトレット店が無くなった理由を、尋ねてみました。
あの場所は、お店の裏にあった別の農園の所有で、
UCCが借りていたのだそうです。
2006年の契約更新時に、賃料が高く提示されたので、
契約満了で打ち切って、
焙煎体験コーナーなど、
すべてノース・コナ・ベルト沿いのこちらのUCCコーヒー農園に引き上げたのだそうです。
さらに、UCCに限らず、
2006年を境に、いろんなお店が移転していたことを、
後にぼくたちは知ることになるのです。
U
Welina!
THERMOS 真空断熱ポット コーヒーメーカー 630ml ステンレスブラック ECF-700 SBK | |
サーモス(THERMOS) |