日本人の魂魄(こんぱく)

魂とは、精神。
魄とは、身体。
連綿と受け継がれてきた日本人のDNAを、なにげない日常の中で再発見するブログ。

達者でナ

2019年04月14日 | 日々のこと
三橋美智也の「達者でナ」という曲が、大好きです。

三橋美智也は、抜群の歌唱力で昭和歌謡の黄金期に君臨した歌手です。

代表作は何といっても、「星屑の街」でしょう。
「星屑の街」も、とっても良い曲です。

でも、やはり「達者でナ」が好きですね。

馬に対するあふれんばかりの素直な愛情を、あの声量で淡々と歌い上げる。
「藁にぃ〜まみれてよぉー」と歌い出した途端、ものすごい説得力で心の中までじーんとしみ込んでくる。

歌詞は、なんて事ない。
売るために育てた馬が、買われていく。その別れ際の話。

縄文時代の墓地から、飼い犬か猟犬か忘れたが、埋葬されたその遺骸の上かどこかに花束が添えられていたという話を、聞いたことがある。

また馬つながりでいうと、戦時中瀕死の馬に水筒からお水を飲ませてあげている日本の兵隊さんの写真を、見たことがある。
あの当時水は貴重なのに、死んでゆく馬にそれを与える。

そんな事を思い出させてくれる、歌。

縄文人の遺伝子を持っている人は、北海道と沖縄、そしてどういう理由なのかこれからの研究に期待するが意外にも東京に多いという。

何万年もの大昔からあまたの時を経て、現在。
民族の遺伝子にしっかりと刻まれた、私達日本人の記憶。

腕時計

2019年04月11日 | 日々のこと
毎日、腕には時計をつけています。

このご時世にと、お思いになるかもしれない。
しかし、うっかり忘れて外出してしまうと、どうも落ち着かないのです。

私は年甲斐もなく、キャラクターものやくだけた感じの時計を愛用しています。
それには理由があるのです。

昭和50年(1975年)、天皇皇后両陛下がアメリカに行幸行啓なされました。
その折、天皇陛下は、ディズニーランドでミッキーマウスの腕時計をお求めになり、終生愛用なさったそうです。

どこからの情報だったかは、忘れてしまいました。
そしてそれが事実かどうかも、いま確かめる術もないのですが。

でも、それが強烈に私の中に、インスパイアされています。

そのお時計を、テレビや雑誌等で実際に拝見したことはないです。
昭和の時代、天皇皇后両陛下は、私ごとは一切おおせにはならなかったから。

いつもきちんと背筋を伸ばし三つ揃いをお召しになっていた、昭和の天皇陛下。
今でも私の中で、とても尊いご存在であらせられます。