spin-off 80’s

誘惑について

空気を断ち切るように、「明日の朝食前に迎えにくるから。おやすみ」と言ってドアを閉めた。部屋へ戻り、高揚した気持ちを抑えながら眠りについたのだが、連日のハードな仕事に興奮状態が重なり浅い眠りとなった。

そして3日目、早朝の大きな地震で目覚めた。

この日は出張に来て一番忙しい日。前日の睡眠不足もあり疲れはピークに達していた。草臥れた様子が顔にも出ていたのだろう。食事を終えて部屋に戻ろうとすると、「今日はキツいよね?」と彼女が声をかけた。キツいのは間違いないのだが、それ以上に異性として意識している自分、彼女も多分そう。「いいよ、大丈夫だよ」と言うと、嬉しそうに抱きつこうとしてきた。

瞬時にこれは拙いと思い、自分の部屋のドアを開けて中に入れた。「今日はkoolhandさんの部屋?」と言いながら、ベットに座る彼女。悶々とした気持ちが頭を擡げる。会話だけ弾ませて終わらせようと、話始めると、「今日は飲まないの?」と可愛い声で囁かれた。

頭の中で葛藤が始まった・・・

Pizzicato Five - 誘惑について temptation talk

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