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会社後輩女子の結婚式に参加した帰り
ほろ酔い気分で電車に乗り込み同僚たちが次々と降りていき
最終的にひとりに
結婚していた頃を思い出しながら車窓を眺めると
忘れられない記憶が蘇る
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実はこの場所に2回住んでいた
1回は独身時代
もう1回は結婚後に
結婚後に住んでいた理由は自分自身の不徳の致すところから
心も体も溺れて周りが見えなくなるぐらい夢中になった
夢中になった相手が二股をしていた事を知った時
今までに感じたことのない衝撃が襲い
2階に住んでいた自分は呆然と4階まで階段を歩いていた
どちらともの関係を継続させることが出来る女性が居るなんて信じられない
いや、自分だって二股しているじゃないか
そんな思いが頭のなかを駆け巡る
その後、自分は家に戻り相手は結婚することに
1年後、結婚式の招待状が届いたのは相手からの復讐だったのだろうか?
忘れらない記憶から15年が過ぎた