単位といえばグラムとかメートルとか・・・ですが、この度その接頭語、「ミリ」グラム、「キロ」グラム、「ミリ」メートル・・といった単位の前につける言葉が追加になる予定という新聞記事を目にしました31年ぶりらしい。
接頭語は10の乗数ごとに決まっていて、
1000メートル⇒10の3乗メートル⇒1「キロ」メートル
0.001メートル⇒10の-3乗メートル⇒1「ミリ」メートル
といった感じ。
大きくなればなるほど、小さくなればなるほどその必要性がわかります。
0.000000001グラム⇒10の-9乗グラム⇒1「ナノ」グラム
といった具合に。
写真の表にあるように、追加されるのは
10の27乗を示す「ロナ」、30乗を示す「クエタ」、
10の-27乗を示す「ロント」、-30乗を示す「クエクト」の4つ
追加される接頭語を用いた単位は日常では必要とされていないかもしれませんが、コンピューターの処理能力の向上など、たしかに30年前からすると考えられないくらい量もスピードも増えています。
量子コンピューターの演算速度が世界最速の6.5ナノ秒(十億分の6.5秒)を計測したというニュースがあったり、1秒間に可能な計算回数が初めてエクサ(10の18乗)台に到達したスーパーコンピューターが開発されたり・・・
"「科学技術の進歩によって人類がとらえる世界がどんどん広がっている証しといえる」と分析する”という記事にいろんな意味で未来への希望を感じました
子ども達が簡単にGB(ギガバイト)と個人のスマートフォンの使用容量について話をするのですが、30年前に個人がしかも未成年が持ち歩く媒体の容量になるなんて思いもしませんでした。
いろいろ勉強して大きなものから小さなものまでたくさん発見してほしいものです
同じように進むとは限りませんが、今の子どもたちが成長したころにまた新たに追加されるのかもしれません。
極端な数だと日常になじみがないと言いましたが、日用雑貨売り場で小さな梅干しなどの入れ物につけられた名前に笑ったことがあります。
「ナノピコポット」
ナノ=10の-9乗、ピコ=10の-12乗だから、とにかくちっちゃいもの入れって言いたかったのね~
単位の接頭語、実用ではなく意外なところで目にしているかもしれません
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