弓道部の後輩が出場するというので、初めて学生弓道でない弓道大会の応援に出向きました。
場所は行きなれた明治神宮の中央道場。
後輩、なんと昨年度優勝者なんです。
今年は開会式にて天皇賜杯を返還し、レプリカを授与された模様・・・
大会資料を読んでみると・・・天皇賜杯(女子の部は皇后賜杯)は1年間金庫保管しなければならないらしい。
予選の参加人数は49名。
なぜ49名かというと・・・
47都道府県からの代表者+昨年度優勝者と昨年度最高得点者で49名。
ん~最高得点者が優勝したら48名なのかな~
予選は4射(1手(2射)を2回)、49名全員が行います。4射のうち2射は的中(的に中る)しなければなりませんが、射形や所作などの採点方式で順位がつきます。
ここのところ、学生弓道ばかり見ていたので、各地の代表の方々の渾身の射を見ていると、ため息が出るほど。
そして、観覧席の方々も経験者ばかりなので、驚く場所やため息も同じ。
例年高得点のかたが外したときはみんなで驚き、美しい射の方が連続で中ったときは仲間内で顔を見合わせ頷いている。
2手は午前中いっぱいかかります。
そして、道場入口に張り出される点数を見に行かなければ、採点状況なんてわかりません。
わが後輩の射形は申し分なく美しく、体配も素晴らしいと思っていましたが、さらに上の点数の方がたくさんいらして・・・
ハラハラしましたが、何とか予選通過となりました。49人中の10人に残らなければ午後の決勝へは進めないのです。
応援する方も、お昼のランチをゆっくり摂る暇なんてありません。
一緒にいらした先輩方お二人に観覧席にいてもらい、私は軽食買い出しに出向きました。
道場から抜ける道には大木が鬱蒼と茂り、空を仰ぐと神聖な気持ちになります。
夏には次男の演奏会で近くに来たこともあり、商店街へは行きなれていたので私でも迷わずサクサク行って帰ってこれました
決勝は10射(1手(2射)を5回)。
昨年は全く外さず優勝した後輩でしたが、決勝序盤に外してしまい、5位以内に届きませんでした。
後半は全く抜かなかったのですが・・・
閉会式前に応援席に駆けつけてくれた際に、
「自分の身体がどうなっているか、わからなくなった」とのこと、
見ている側からは全くそんな気配を感じませんでした。
学生弓道だと、うなだれたり、首をかしげたりする人もいるのですが、さすがです。
また精進して参ります、と見送ってくれました。
何もかもが目から鱗、こちらまで気を引き締めさせられた一日でした
そういえば朝の山手線で置き去りにされていたスマホ、明治神宮の最寄り駅に届けたんです
持ち主に届いたかしら
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