長男が高校時代に当時の校長先生から折に触れ戴いていた葉書をみつけました。
たぶん、すべて私が保管していると思うので、
3年間で7枚。。かな。
時系列で並べると高校時代の様子がよくわかります。
「入学式の返事がよかった、返事は一生大事。」という葉書からはじまり、
何かの役員を終えたタイミングで数枚。中には役員とは名ばかりですっかり友人に迷惑をかけたのにな、役員全員にくださるんだろうなと思えるものも。
写真のものは・・・
不登校だった時期のお正月明けにいただいた寒中見舞いの一節です。
全員への寒中見舞いかと思って眺めていると、
「大きな悲しみや苦しみに出会うと、どうしたらいいかわからずに立ちすくんでしまうことがあります。」と続き、これは息子のような状況の人に宛てたものだと思えました。
途中、「大きな大きな悲しみや苦しみを体験し、一歩ずつ前に進んできた星野富弘さんの詩を贈ります。」として4つの詩があげられていたのでした。
星野さんについては、たしかカレンダーでお名前を目にしたことがある・・程度の認識しかなかったのでしたが、その後、教師なりたての頃に部活指導の最中に頸椎損傷のケガをされ、不自由な生活の中、絵や詩を書き始められ、今は美術館もあると知りました。
葉書には続きがあって、
「今、あなたは、あなたがあなたになっていく過程にいます。自分を信じて、目の前にあなたにできる小さなことを一つずつやり遂げていってください。・・省略・・」
とありました。
当時は、本人に葉書を見せても一瞥するだけで読んだかどうかもわかりません。
私が持っているということは放置されていたのだろうと思います。
でも、今思うと、これは母が読んでも励まされるものでした。きっとそういう時期なんだ、この暗いトンネルはいつか出口に辿り着くんだと信じて過ごすことが出来るようになったように思います。
その後戴いたはがきは、何かの役員を務めあげたものと、
最後は3年次の成績優秀者宛てのものでした。
どれも何人もいるであろうと思われるのですが、彼なりに頑張った過程がわかる一枚一枚でした。
まだまだ心配することはつきないのですが、こういう時期を共に過ごしたんだと今一度思い出して今日一日も頑張ろう、これからもダイジョウブと思うことにしようと思ったのでした。
そうだ、私は今断捨離中。。でも今しばらくこれは眺めていよう、と元の位置に戻しました(^'^)
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