A collection of epigrams by 君塚正太

 君塚正太と申します。小説家、哲学者をしています。昨秋に刊行されました。本の題名は、「竜の小太郎 第一話」です。

日本語表記の病名を変えて、偏見をなくすのは重要か?3

2009年01月08日 23時33分36秒 | 精神医学
愚昧なる大衆が、偏見を持つ限り、とめどめのない要求が生じるであろう。いくら、精神疾患の名前を変えても、すぐさま大衆は精神疾患を抱えたものを非難する。なぜなら、ほとんどの大衆は、自分に自信がなく、常に自分より劣等な人々を見つけ、彼らを嘲笑するのである。実際、苦しんでいるのは精神疾患を抱えた人々なのに、大衆は優越感に浸るため、彼らを非難するのである。実にこれは由々しき事態である。だが、もともと人間は、優越感に浸りたい生き物である。けれども、その優越感を克服してこそ、精神疾患を抱えた人々を優越感をもった目で見るのではなく、一人の人間としてみることができるのである。最終的に、私が人々に訴えたいのは、その傲慢さ是正し、人間として精神疾患を抱える人々を見ることである。

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