A collection of epigrams by 君塚正太

 君塚正太と申します。小説家、哲学者をしています。昨秋に刊行されました。本の題名は、「竜の小太郎 第一話」です。

現代日本の脆弱性

2007年01月23日 23時14分23秒 | 精神医学
 今日は昨今、よく聞く現代日本の構造を明らかにしたいと思う。とは言っても、何も小難しい事を述べるのではない。私は言いたいのは、ニートや出産率低下に対する科学的解釈である。ここまで読んだ読者はすでに小難しいと感じたかもしれない。しかしこの諸問題は案外簡単にけりがつくのである。まずドイツの精神科医クレッチュマーの言葉を借りる事にしよう。彼が述べるに、「あまりに同系交配を繰り返すと、その民族は弱体化し、他の民族に侵略される事になる。」と、ある。なるほど、これもっともの見解である。日本の地理的見解を踏まえれば、日本という国は同系交配に近い状態が続きやすい土壌である、といえる。この私が述べる同系交配とは近親者との交配よりは、激的ではないが、同じ民族同士間で行われる継続的な交配をさす。
 そしてニートや出産率の低下は、ある一つの問題に帰着できる。それは私が先ほど述べた過度の同系交配によって引き起こされるのである。同系交配が持続的に進むと、本能喪失や感受性の異常昂進が起こる。前者の意味は、本能を喪失する、すなわち動物一般に欠かせない性的欲求などが喪失する、という事である。後者の意味は、少し煩雑になる。生物学上、狭い箇所で行われる同系交配が感受性の異常昂進を起こすのである。これは昔、局部的な農村で奇形や精神病者が多発した事を考えれば、納得がいく。
 そして現代の日本でその状態が頻発しているのである。これは私が先ほど述べた見解通りである。本来、人類の知能指数は生まれてから上昇し始める、と言われている。しかしこれは間違いである。精微な遺伝学者ゴットシャルトの見解によれば、遺伝が環境から受ける影響より強く出現する、とある。およそ二倍半遺伝が環境から受ける影響より高い割合で働いているのである。もちろん、この中には努力や集中力に関する事柄も含まれる。これは宿命論的な考えに近いが、すでに科学的な結果が出されているのいかなる者もこの呪縛から逃れる事はできないのである。
昨今、はやっている脳に対する研究や一般市民に対する方法は間違ってはいないが、やはり遺伝がそれより立ち勝っていることは、否めない。したがって私の見解はこうまとめる事ができる。
 一にニートは本能喪失と日本国全体の弱体化を示している。むろん、出産率の低下もそれに付随する。自然では当たり前のように性行為が行われいる。だが人間の場合は、事情が多少違うため、そのような事例が起きてしまうのである。これがニートの増加と出産率低下の要因であると思われる。そして私は科学が今より進歩し、私の見解を証明してくれる事を祈るばかりである。
 

 


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