第103回全国高校サッカー選手権の1回戦が12月29日に各会場で行われ、
柏の葉公園総合競技場では高円宮杯U-18プレミアリーグFINAL王者の大津(熊本)が、
福井商業(福井)を4-0で破った。
都道府県リーグで戦う福井商は、カテゴリー2つ上の王者相手に6バックの奇策も、
防戦一方の展開を呼んでしまった。
福井県予選では、7連覇を狙う丸岡との決勝戦で3ゴール。
攻撃的なサッカーで3-3のPK戦に持ち込み、
17年ぶり2回目の全国切符を手にしていた。
しかし、この日はまさかの6バックという真逆の奇策。
高木謙治監督は「本気で日本一を倒しに行こうと準備をしてきました。
私の力不足です」と試合を振り返った。
試合序盤はゴール前にスペースを作らせず、優勝候補の大津を苦しめた。
大津の山城朋大監督も「なかなか6枚というのは……」と少し面食らったというが、
前半35分にはヘディングで大津が先制。
後半21分にヘッドで2点目、同30分に3点目、アディショナルタイムに4点目が入り、
王者の力を見せつけられた。
一方の福井商は、相手の攻撃を跳ね返すだけで精一杯。
GK福本竜矢を中心に決定機を何度も防いだが、
ディフェンスに人数を割いた分、放ったシュートはゼロに終わった。
高木監督は
「本当は今まで1年間やってきたサッカーで
戦わせてあげたかったんですけど、
私がこの戦い方を選んだ」と舞台裏を明かした。
「どのポジションも強力なので、単純な5バックではたぶん太刀打ちできないと思っていた。
一応4バックなんですけど、5枚にも6枚にもなってという形で対応する
練習をしてきた。
課題はあったんですが、それも試合中とかにしっかり修正して、
子どもたちは本当に戦ってくれたので、本当に感謝しています」
7月に行われたインターハイでは、阪南大高が堅守からのカウンターを武器に
2-1で大津を破っており、この再現も頭にあったに違いない。
「子どもたちもそれに納得してくれて、練習に一生懸命取り組んでくれた」と
高木監督。0-0でのPK戦も視野に入れたが、結果的に自分たちの武器までも
消してしまった。
悔しい敗戦で選手権を去ることになった一方、
来年以降の後輩たちに託される目標は明確になった。
高木監督は「自分たちのサッカーで勝負できる、
そういうチームを作っていきたい。
みんながワクワクするような、
全国でもそういう戦いができるチームにしないといけないと
改めて思いました」と力を込めた。
こてくんの感想
「いやぁ~~~~難しいっ。
しかし、””1点取られちゃった後でも””
この守備だったのかな??
正直、疑問しかわかない・・・・。
反撃が皆無なチームはさすがに怖くないでしょうに・・・・。
なんぼ『凡将』だったとしても
その程度の事は気づいて欲しい。
(『プランB』は流動的なサッカーの流れ上
絶対に必要っ。
監督なんだから、もう少し『即興性』は
もたせて欲しかったような・・・・・)
少なくとも、福井県の予選では攻撃的なサッカーで
勝ち進んでいたはず。
なら、攻撃する方が身体も馴染んでいると
思われるのに・・・・・。
う~ん。勿体ない。
もっと点差がつく大敗を恐れたのであろうか??
でも、サッカーは点を取らないと勝てないゲームだ。
これはさすがに・・・・・
残念で仕方がないです。
こてくん(「見てる人も可哀そうだよ・・・・・。
う~ん」)