ペットロスのことは、ある程度知識としてありました。
ネットで検索しても、ずっと連れ添ったことによる喪失感の方が
クローズアップされているように思います。
長く連れ添ったペットとは沢山の思い出があり、
出来るだけのことをしたという自負があれば
確かに死ぬ間際のことは後悔を伴うとは思いますが、
他に沢山楽しいことがあって、やがて痛みは癒えて
感謝に変わるといいます。
私もウチのコリン(猫♀14才)が死ぬことを考えるととても悲しいですが
死にかけていたコリンを拾って一緒に生きてきたことを考えると
とにかく苦しまずにポックリ逝ってくれなどと思っていて
勿論そうそうポックリ逝ってくれるばすもないので、
ある程度の自責の念は覚悟していますが
このような喪失感を味わうとは思えません。
今回子犬に死なれて強く思うのは、子犬に何もしてやれなかったことで
本当に想像を絶するような後悔に苛まれるということです。
まだ小さな小さな体だった……。
豆柴専門という上板橋の販売店の、おそらくウィルスのことを
知っていたに違いないババアの巧妙な口車を信じて、
買って来てしばらくはケージで静かに過ごさせるというのを
守ったばかりに、あのコはロクにケージから出ることもなく、
オモチャで遊ぶこともなく死んでしまった……。
看取ってくださったお医者さんが友人に「すごく強い菌だった」と
おっしゃったそうで、そうだとすると、あの店の契約では
何処のお家に貰われても助からなかったのだと思う…そう思おうとしても
なんとか出来たのではないかと…助けられたのではないかと
ただ自分を責めてしまうのです。
もしもあなたが子犬を買って、もしも代金の補償のための契約で
指定の病院にしか診せるなとか、下痢をしても吐いても
ストレスのせいなのだといわれても、どうか信じないで……!
連れてきたら直ぐに近くのお医者さんで検査してもらってください。
どうかどうかもう小さな子犬を手遅れで死なせないで。
どうか私や友人や友人のお母様が感じている、とてつもない悲しみや
後悔を、もう誰も味わいませんように…………。