昨日、伊賀市の母のから伊賀肉を送ってもらい、早速すき焼きにして食べました。伊賀の牛肉については、知る人ぞ知るといった感じで、あまり知られていません。デパートなどで売られている一般的な松坂肉より、油が少ない割に味が濃く、値段が手頃でとてもおいしいような感じがします。
とか言いながら滅多に松坂肉を食べたことがないのですが。
伊賀肉は、地元で消費されてしまうので、他の場所では、ほとんど目にする機会がありません。
池波庄太郎の「食卓の情景」に次のような記述があります。
「古びた、落ち着いた二階座敷へあがると、道をへだてた向こうに黒い瓦屋根がつらなり、道を通る自転車の音すらきこえない。牛肉が運ばれてきた。
赤い肉の色に、薄く靄がかかっている。鮮烈な松阪牛の赤い色とはちがう。
松阪の牛肉が丹精をこめて飼育された処女なら、
こちらの伊賀牛はこってりとあぶらがのった年増女である。」
これは、伊賀市にある金谷という肉屋さんで、池波庄太郎が伊賀肉を食べたときの印象です。実家では、金谷さんは、ちょっと高級なので、もうちょっと庶民的な肉屋さんを利用します。
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写真は、送られてきた牛肉です。未だに肉の包装には、経木を使っています。機会があったら、食べてみる価値があると思います。それから、そのときには、割り下を使わず、関西風に醤油と砂糖だけで味付けをして、肉本来の味を味わってみてください。
とか言いながら滅多に松坂肉を食べたことがないのですが。
伊賀肉は、地元で消費されてしまうので、他の場所では、ほとんど目にする機会がありません。
池波庄太郎の「食卓の情景」に次のような記述があります。
「古びた、落ち着いた二階座敷へあがると、道をへだてた向こうに黒い瓦屋根がつらなり、道を通る自転車の音すらきこえない。牛肉が運ばれてきた。
赤い肉の色に、薄く靄がかかっている。鮮烈な松阪牛の赤い色とはちがう。
松阪の牛肉が丹精をこめて飼育された処女なら、
こちらの伊賀牛はこってりとあぶらがのった年増女である。」
これは、伊賀市にある金谷という肉屋さんで、池波庄太郎が伊賀肉を食べたときの印象です。実家では、金谷さんは、ちょっと高級なので、もうちょっと庶民的な肉屋さんを利用します。
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写真は、送られてきた牛肉です。未だに肉の包装には、経木を使っています。機会があったら、食べてみる価値があると思います。それから、そのときには、割り下を使わず、関西風に醤油と砂糖だけで味付けをして、肉本来の味を味わってみてください。
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