パワーポイントやエクセル、ワードデータを印刷する場合の注意点。
1,オフィス製品で作成したデータは印刷用に変換すると色が変わります。
2,作成した環境が変わるとレイアウトが崩れる場合があります。
3,印刷データには塗り足し(仕上がりの外に3cm)が必要です。
4,標準のフォント以外を使うとイメージ通りに仕上がらない。
上記が主な留意点です。作成した環境、オフィスのバージョンなどが違う環境でデータを開くと意図した通りには再現できないと考えてください。解決策はPDFを一緒に入稿してください。そすることでお客様が作ったデータが確認できます。
安価な紙袋をご要望のお客様にはクラフト紙をお勧めします。綺麗な印刷の仕上りをお求めのお客様にはコート紙をお薦めいたします。
●安価な紙袋はクラフト紙(晒、晒片艶、未晒)
クラフト紙はすべての種類が製袋原紙です。未晒クラフト紙は茶色ですが、これは本来のパルプ原料の色そのものが茶色だからです。これを薬品で白く晒し加工したものを晒クラフト紙といいます。
・未晒クラフト(茶色の紙)
・半晒クラフト(薄い茶色の紙)
・晒クラフト(白く加工した紙、古紙を含有する再生紙)
・片ツヤ晒クラフト(晒の片面を光沢加工した紙)
・色クラフト(晒を製造する過程で着色した紙の銘柄)
・コニーラップ(晒に着色した紙の銘柄)
茶色の未晒クラフト紙はすべてバージンパルプ100%原料です。未晒クラフト紙と晒クラフト紙については、製紙メーカーによって原料に違いが有ります。100%バージンパルプの製品と古紙を含有した再生紙の製品があります。古紙の含有率は30%から40%です。
100%バージンパルプと古紙が混ざった再生紙とでは、紙の色の白さが違います。古紙が入った紙はクスミが出ますので、やや暗い感じがするものもあります。製紙メーカーによって白さの度合いが違います。
●印刷の綺麗な紙袋はコート紙(エスプリコート、リュウオーコート、A2コート)
カラー写真またはイラストを綺麗に印刷するにはコート紙になります。コート紙はカラー印刷を綺麗に仕上げるために開発された印刷用紙なのです。
カラーが綺麗に見える条件は、紙の白さと表面の平滑性にあります。紙の白色度が高くて、表面がツルッと滑らかなほど色が鮮やかになるのです。また表面のコーティング層はインキがむら無く均等に定着するように加工されています。
・エスプリコートFM(製袋原紙の最高級コート紙)
・リュウオーコート(製袋原紙のコート紙)
・A2コート(一般商業印刷用紙)
印刷を依頼する際、用途や必要枚数によってオフセットまたはオンデマンドを選択することができます。オフセット印刷は、大量に印刷する場合は1枚あたりの単価が安くなります。オンデマンドはあまり部数が必要でない場合に活用すれば総予算が抑えられます。また、版をつくる必要がありません。どちらを選ぶかは営業担当者にご相談くだされば、紙も含めて最適な印刷方法をご提案します。