その頃は体育が大嫌いで、運動会ではいつも一番後ろを走っているような子どもでした。
小学校の頃、男の子が運動ができないというのは、周囲の大人の態度から、かなりのコンプレックスを抱いていたように思います。
“男の子が運動できない”ということを受け入れてくれる大人は本当に数少なかったように思います。
そんな私ですが、プロフィールの通り高校時代には硬式テニスでインターハイに出場しました。
益田高校時代は朝練をしてから学校へ行き、夕方も遅くまでテニスコートにいました。とにかくよくテニスコートに行っていたのを思い出します。
インターハイ出場という経歴を見ると小さい頃から運動ができた人のように思われがちですが、もともとは不器用で運動の出来ない子どもでしたので、今でも運動の苦手な子どもの気持ちが良く分かります。
園長として子どもに関わる中で、運動のできるできないは、小さい頃の経験不足が原因ということが分かりました。そして、周囲の大人がそこにどう関わるかが大切ということが分かりました。
小さい頃からしっかりといろいろな運動体験を積むことで、出来ることが広がっていきます。
“できた”という自信が次の意欲につながり、“やろう”と意欲的に取り組むことが次への大きな力となります。
できなかった私だからこそ、できない子どもの気持ちが良く分かります。
“どんな子どももたくさんの可能性を秘めている”
だからこそ“今”の子ども達の姿を大切にしたいと思っています。
大人社会も同じことが言えるのかもしれません。
意欲を伸ばすのもつぶすのも周囲の人の関わり方一つであるように思います。
最新の画像もっと見る
最近の「活動情報」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事