島根県内から約800人の保育関係者が参加し、県内各地の取り組みを学ぶこととしています。
私も特別分科会の司会が当たっており、進行の仕方の確認等、準備が完了しました。
特別分科会の内容は「医療と保育」。
今、保育所では、低年齢での入所が増え、抵抗力の弱い低年齢児が集団の中で感染症にかかることが多くなっています。
O-157や新型インフルエンザなど、以前は見られなかった感染症も増えています。
そのような中で、親だけでなく、保育士も子どもの病気に神経を使います。
保育中ずっと咳や鼻水が出ていれば、保育士は心配して、お迎えに来られた親にその様子を伝えます。
しかし、伝え方によっては親の不安をあおることになります。
咳や鼻水が出ていても、機嫌よく遊べて、受診の必要が無いというケースもありますが、伝え方によっては、「病院に行くように言われた」と思われることもあると思います。
また、一方で医療現場では、医師や看護師の不足、過重・長時間労働等により、医療崩壊と言われるような状況になっています。
これは、益田市だけでなく、島根県内、そして全国的な状況となっており、とりわけ、産婦人科や小児科など、子どもに関わる診療科の状況は深刻です。
親が安心して子どもを産み育てるために、そして、子どもが安心して健やかに育つためには欠かせない医療ですが、私たちの受診の仕方によっては医療現場の深刻さを更に大きくしてしまいかねないという現状もあります。
この分科会では、保護者の方からは保護者の思いを中心にご提案を、そして保育現場からは保育士、看護師それぞれの立場から、子どもや保護者への対応の現状や対応についてご提案を頂くこととしています。
病院側も患者が来なければ診療報酬が入らない。
そのため、薬を出すことなどないという症状でも、親の安心のために薬を出す。
そうしたこともあるようです。
分科会ではグループワークをしますので、どんな意見が出るか楽しみです。
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