これは何かご存じですか?
ある一部分を拡大しました。
仏像には体から放たれる後光(ごこう)と言う物があり、特殊なオーラのような物を放っています。
これを光背(こうはい)と言い、光背には様々な種類があります。
この写真はその一部分の写真です。
これは釈迦如来座像の光背で舟形唐草光背と言う形をした物です。
舟形とは名の通り舟の形をしており、唐草模様は、着物や布地の柄でもよく使われるのでご存じだと思います。
この模様は、宝草華(ほうそうげ)と言う花が咲き極楽浄土にしか咲かない花で、何千年もの歴
史の中で考え出された究極の美しさがあり、実に感銘を受けます。
次回から、仏様にお会いした時に、光背を見る目も違ってくるのではないでしょうか。
次回は、制作工程をお話しいたします。