注文住宅のクラフトホーム/東久留米市の工務店ブログ

自然素材を使った注文住宅「永持ち・快適・エコ」な住まいをご提案する東久留米の工務店。設計担当が日々思うことを綴ります。

怖い!シロアリの被害【リフォーム】

2006-12-15 20:57:04 | リフォーム

先日ご依頼を受けて拝見したお宅は、完全にシロアリの被害を被っていました。

建売住宅を中古で買い、購入の際シロアリ駆除の専門業者を使い、シロアリの駆除作業を6ヶ月前に施工したとのことです。

その専門業者は床下ばかりに気を取られ、肝心な外部の被害部分を見落としていたわけです。
もちろん不動産会社も見落としていました。土台が30cm・柱が15cmほど食われてスカスカの状態です。たまたま上屋が乗っていない部分で、なんとか内装材のつっぱり加減で体裁を維持していたようです。

お客様ももちろん知らずに買ったわけで、今回の現場調査は外構工事の打ち合わせで訪問させていただき、妙にジクジクした地面の上に粉っぽい木屑がパラパラと落ちていたことに私が気づきお客さまの許しを得て、一部を壊して見て初めて発見したのです。

このことを不動産屋とシロアリ屋に伝えるようお客様にアドバイスをし、費用の出所をはっきりさせたうえで、クラフトホームでリフォームの修理工事を行いました。

本当は柱・土台をすっきり替えたいところですが、建物をあまりいじりたくない、と言うご希望なので、被害の最小限の部分だけを取替えるだけの作業に留めました。

しかしそれだけではまた同じような被害に会ってしまいます。地面が常に湿っているのが問題でした。外構工事で風通しをよくし、雨水の通り道を造ってあげて、地面が湿気ないように作り直しました。各専門業者の人達は、どうしても自分の知っている範囲でしか物事の判断がききません。
シロアリは駆除しても死んでしまう訳ではなく、ごっそりと地面の下を移動するだけなのです。
ただ薬を撒き散らして高いお金をとるだけでは解決にはなりません。「こうなってしまう原因がかならずあるのです」。土地や建物のことをトータルで見れる専門家は『建築家や工務店』なのです。

大事な財産を永く維持するには、それなりの費用をかける必要があります。信用のおける建築の専門家に任せて下さい。
『クラフトホーム』では、いろいろな調査のご依頼を受けています。調査に費用は掛かりませんので、お気軽に申しつけ下さい。

被害が大きくなり、膨大な費用が掛かる前にお電話下さい。中には、飛び込みの訪問販売のリフォーム業者が施工して失敗してしまったという例もあります。別の機会にこのブログに掲載し、ご報告いたしますがお気をつけ下さい。
クラフトホームには『建築士・施工管理技師』の建築の専門家が常駐していますので、安心してご連絡下さい。          

代表取締役  山崎幹夫

クラフトホーム公式WEB http://www.krafthome.biz./
 info@krafthome.biz 

寒い風呂場をあたたかく【リフォーム】

2006-12-07 18:27:09 | リフォーム



これからの季節、寒いお風呂はつらく厳しいものです。
私が昔住んでいた実家の風呂は、浴槽はステンレスですぐにお湯が冷めてしまいますし、洗い場の気温は「外とまったく変わらない?」と思うほど寒く、髪を洗ったり、体を洗ったりしているうちに、全身すっかり冷え切ってしまい急いで湯船に飛び込むような入り方ばっかりで、それはそれは『勇気のいる入浴』でした。
4年ほど前に建てた今の家は、高気密・高断熱の家(もちろんクラフトホームで建てました)なので、家自体も暖かく、もちろん浴室も当時の最新のユニットバス(TOTOの2階設置仕様)の1.5坪タイプなので広くて寒くないのです。
あなたのお家も建て替えて、すべての住宅設備機器を最新の物に替えて、現代の最新技術による「高耐震・高気密・高断熱」の住宅を建てられればよいのですが、なかなかそうはいかないものです。
そんな時は浴室に暖房機を取り付けましょう。写真の壁掛けタイプは、既存の換気扇の穴を利用するリニューアルタイプなので、切った張ったの工事が必要なく、事前の調査(もちろんクラフトホームで調査します)さえちゃんと確認しておけば、現場の工事は半日も掛からないで終了します。クラフトホームで採用している「三菱電機バスカラット・リニューアル壁掛けタイプ」は暖房能力が高くパワフルで暖かく、設置したお客様たちからは大変喜んでいただいております。
寒いお風呂は、脳梗塞や心臓発作などの家庭内事故の温床を引き起こしやすい場所です。そうなる前にリフォームしましょう。ご連絡いただければすぐに駆けつけ、調査させていただきます。        
                        代表取締役  山崎幹夫

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賃貸マンションのリフォーム

2006-12-03 23:45:58 | リフォーム

大家さんが見たら『がっくり』きそうなこの写真は、武蔵野市にある賃貸マンションの一室の壁を撮影したものです。

このマンションの店子は、
夜中に大声をだして警察を呼ばれるは、
家族の中の一人がリストカットをやらかし部屋中血だらけにするは、
写真のように賃貸の部屋中ボコボコにするはで、
ここの家族が借りているあいだは「一時も気が休まる時が無かった」との事で、追い出すのに、ゆうに一年の月日が掛かったそうです。

現代は、賃貸物件の大家さんにとっては『冬の時代』が来ているのではないでしょうか。
相続が発生すると、決まりきったように(建売住宅)(賃貸マンション)(賃貸アパート)が建ち並び、駅前のよほど立地条件のよい所は別として、ちょっとはずれた郊外に建つ、すこし年月を経過した賃貸物件には、『空き部屋』の文字がそこここに目立つようになってきます。
大家さんが、『空き室が埋まらない理由』を管理している不動産会社に問いただすと、「外観の見栄えが悪い」とか「部屋のレイアウトが現代にマッチしていない」とか「家賃が高いから」などと言うそうで、中には、「管理費が安いからお宅の物件には真剣には客付けがしにくい」などとうそぶくヤカラまでいるそうです(大家さんから直接聞いた話です)。

大手のメーカーは、「家賃保証」をうたい文句に、賃貸物件の新築工事獲得に駆けずり回っています。新しい建物が増えれば、古い建物が取り残されてゆきます。今の日本人には「古い物を大切に使う」考え方が薄れ、新しい物に目がいきがちです。高度成長期時代に建てられたイケイケの建築物にいまひとつ魅力がないのも事実で、建築業界にも多いに責任があります。
しかし大家さんにしてみれば、新築時の資金計画では「右肩上がり」の将来像だけを唱えられ、こんな時代がくるとはこれっぽっちも知らされずに長い年月のローンを組んだことでしょう。
銀行業界・農協・不動産業界・建築業界は、大家さんに「今から先のこと」しか言ってきませんでした。この後こういう状態がつづけば、巷に「空き部屋」があふれてしまいます。
共に知恵を出し合って考えなければ、本当に困る時がすぐそこに来ていると思います。
どうすればよいのでしょうか?
「ちょっとだけよいアイデアが生まれそう」です。また眠れない日々が続きます。  
 
                          代表取締役 山崎幹夫
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