片想い

恋は甘い毒薬

臆病な恋

2013-02-04 | 日記
中途半端な優しさは
人を一番傷つける
思いやりのつもりで投げた微笑みは
無駄な期待を抱かせる

恋だけに突っ走れるほど子供じゃない
何もかも諦めるられるほど大人でもない

臆病な恋は
暗闇の中を手探りで歩くように
恋しい人を求めながら
虚しく腕が宙をきる

気まぐれにあなたの投げる言葉を
私は胸の中で何度も繰り返す
もしかしたらという淡い期待に
言葉の中に愛という文字を捜す

恋だけを信じられるほど無防備じゃない
夢を信じないほど頑なでもない

臆病な恋は
暗闇の中で立ちすくむ
灯りの点る日を待ちながら
一歩も動けずに立っている