微笑んで
あなたの笑顔が好き。
幸せそうに笑うあなたの声が好き。
まっすぐに見つめてくる瞳が好き。
素直に反応する表情が好き。
落ち葉降り積もる秋の道。
ピンク色に染まる夕暮れ時。
北風寒ければ人恋しくて、季節は冬へと吹いている。
あなたの笑顔に出会ったのは夏。
明るい日差しに照らされた笑顔が何よりも眩しくて、
目を閉じている間に心を盗まれた。
私だけの笑顔ではないけれど、
何よりも大切な私の宝物。
あなたの笑顔が好き。
幸せそうに笑うあなたの声が好き。
まっすぐに見つめてくる瞳が好き。
素直に反応する表情が好き。
落ち葉降り積もる秋の道。
ピンク色に染まる夕暮れ時。
北風寒ければ人恋しくて、季節は冬へと吹いている。
あなたの笑顔に出会ったのは夏。
明るい日差しに照らされた笑顔が何よりも眩しくて、
目を閉じている間に心を盗まれた。
私だけの笑顔ではないけれど、
何よりも大切な私の宝物。
カラフルなフルーツポンチ。
あなたとの会話がはじけて、心の中に色んな色が流れてゆく。
楽しかったり、嬉しかったり、拗ねてみたり、怒ってみたり。
恥じらいは赤いさくらんぼね。
嫉妬は冷たいオレンジ。
ライムのように冷めてみたり、
マスカットのようにすましてみたり。
カラフルなフルーツポンチ。
甘くはじけるから、何度でも味わいたくなるの。
こわいぞこわいぞ
オバケが出るぞ。
恋する女の側には、いつもオバケが現れる。
耳元で囁く暗い声。
おまえなんか、おまえなんか
気にもとめてもらえないさ。
振り向いてもらおうなんて、
好きになってもらおうなんて、
身の程知らずもいいところ。
さっさと諦めた方が身のためさ。
こわいよこわいよ。
オバケが出たよ。
でもオバケからは逃げられない。
恋する限りついてくる。
鏡の中までついてくる。
好きで好きで好きで
あなたへの想いだけで胸がつぶれそうになるのに、
夢見る年頃はいつの間にか過ぎて
恋だけでは生きていけない現実に生きている。
大好きだけど、
あなただけを追いかけたいけれど、
それがかなわない現実も知っている。
お月様が欲しいと素直に泣ける子供の頃に
会いたかった。
好きなものが好きと言える時に
あなたに想い伝えたかった。
大好きだから。
他の人の口から出るあなたの名前。
動揺する気持ち隠して、興味ない振りで頷く私。
他愛ない話に笑いながら、心の中であなたの笑顔を思い出す。
あなたは私のものじゃない。
あなたの時間を縛る権利もない。
私の知らないあなたの時間を共有している彼女が少し羨ましくて、
素っ気無い返事を返す。
あなたは自由。
何をしようと、誰と会おうと、どんな時間を過ごそうと
あなたはいつも自由。
それが少しだけ悲しくて、
微笑みながら瞳を伏せる。