久遠乃光

写真付きで日記や趣味を

ぶらり旅 in群馬

2013年11月07日 19時57分08秒 | 日記
<深まりゆく秋>(頂き物)


この紅葉の美しさに魅せられ
しばらく失せていた“遊び心”が頭を持ち上げ「ぶらり旅」へ。
今回は群馬「わたらせ渓谷鐡道」の一日旅。


<木造の駅舎>


桐生駅から神戸(ごうど)駅まで。
<渓谷と紅葉の織り成す自然の美しさ>を久し振りに満喫。



そして神戸駅を下車しバスに揺られること約10分、「富弘美術館」(¥300)に到着。
<美術館より望む景観>



星野富弘(1946年生)
頸髄損傷の事故により、手足マヒという絶望の淵に落とされた。
しかし富弘氏は口に筆を加え、文字と絵を描き綴った水彩画を発表。
その生命の尊さを語り続ける作品に
多くの人が心洗われる思いに……
  
  花の名前を 知らない
  そのことが
  今朝は ばかに嬉しい
  花だって たぶん
  自分に付けられている
  名前を 知らないで
  咲いている

  風は 見えない
  だけど 木に吹けば 緑の風になり
  花に吹けば 花の風になる
  今、私を過ぎていった 風は
  どんな風に なったのだろう

心を豊かにした後、時間の合間に駅舎近辺を散策。
そこにはな~んと
<季節外れの桜のつぼみ>が一輪、また一輪と…


神戸駅から再び「トロッコわっしー号」に乗車。


窓ガラスのないオープンタイプの列車で、
<渓谷の景色>を楽しみつつ、爽やかな風に吹かれながら水沼駅へ。

ここはホームからそのまま温泉に入れるという珍しい駅。
地元では「すっぴん美人の湯」といわれる
「水沼駅温泉センター」(¥500)で入浴。
露天風呂から渡良瀬川を挟んで、山々の紅葉を眺め“癒しのひと時”を。
一風呂浴び、ビールの美味かった事、これまた至福の時を実感。
そして3時間ほど一部屋(¥3000)を借りての昼食懇談。

そんなノンビリ、ゆったりの一日旅でしたが、
少し明日への力にはなったのかな~って思ってる。
これって、贅沢かな?

ともあれ、旅のしめくくりに
印象に残った富弘さんの詩画より

 いのちが 一番大切だと
 思っていたころ
 生きるのが 苦しかった
 
 いのちより 大切なものが
 あると知った日
 生きているのが 嬉しかった