新・空飛ぶ猫さん’ず 

目の見えない黒猫と、ぽっちゃりな女子猫の写真と飼い主の日常

気の毒な人達

2012-11-07 21:39:53 | インポート

先月にK中央病院から転院してきた男性。

40歳。

うつ病を患っており、自殺を図る。

命は取り留めたけど、酸素が脳に行かない時間が長くて脳障害が残り、寝たきりに。

気管切開を受け、胃ろうをつくり生きています。

もちろん会話はできません。

目は開いてても、どこをみているのやら。

40歳なんですねぇ。

見た目、20代くらい。

ふっと目が合うような気がしますが、一瞬だけ。

名前を呼んでも反応なし。

ご両親は最初こそ病院へ来ていましたけど、今では洗濯物を取りに来るくらいになりました。

いずれ療養型病棟へ変わると思われますけど、自宅には帰れません。

その男性一生をどこで過ごすのでしょうか。

そしてもうひとり。

10代からうつ病を患い、おまけに喘息持ち。

20代の女性。

喘息の発作を起こし入院。

発作が起きると精神が落ち込むみたいで、今ではまるで人形のようで。

ハイ、いいえ、くらいしか話をしてくれません。

自殺企図もなんどもあるらしく、ためらい傷があっちこっちに。

それでも、本人見ているより親を見ている方が気の毒です。

どっちが病気かしら?っていうくらい疲れています。

病院へ入院して少し安心しましたって言ってましたが。

お年寄りを抱えているご家族も大変でしょうが、若くして病気になってしまって、それを支える人達も大変だなーと。

特に重い障害の残った寝たきりの40代の男性。

命があって良かったのか、そうでないのか。

ただ、本人は何も感じてないので、幸せです。

気の毒なのは、周りの人たち。

そういう人たちを見るにつけ、体と精神の健康に感謝です。