おはようございます。
敬愛する著述家、橋本治氏が亡くなりました。
筑摩のPR誌連載の「遠い地平、低い視線」を読んでたので、癌であること知ってました。
覚悟はしてましたが、でもやはり、訃報を聞くと涙を流さずにはいられません。
「ちくま」7月号で、西城秀樹の死に寄せて「人が死ぬということ」を寄稿しています。
多分、人はどこかで自分が生きている時代と一体化している。だから、昭和の終わり頃に、実に多くの著名人が死んで行ったことを思い出す…
天皇崩御の一月後に手塚治虫が死に、翌月には東急の五島昇、翌月には色川武大、松下幸之助、五月には春日一幸、阿部昭、六月になって美空ひばり、二世尾上松緑、七月は辰巳柳太郎、森敦、八月に矢内原伊作、古関裕而、九月は谷川徹三、一月おいて十一月が松田優作、十二月が開高健…
手塚治虫は六十歳、美空ひばりは五十二歳で死に、松田優作は四十歳だった。
じゅんは、あぁ、平成の30年間が終わるんだ、と実感いたしました。
じゅんのブログ「考へる足」も、一区切りつけて休止しました。
今思えば、この休止は、平成という時代への自分なりの回答、だったのかもしれません。
時代を担い、五十代六十代で死んで行った昭和の人達を思うと、その死がなんだか潔く思える
橋本治も「潔く死んだ」と思うことにします。
合掌 黙祷 <m(__)m>