『奥の細道』(立松和平著)に続いて『芭蕉紀行』(嵐山光三郎著)をただいま読書中。芭蕉に夢中、蛙ではありませんがドボン状態です。文中どこかに「文学は足で読むべきだ」と書かれてます。これに従って今朝、誓願寺の芭蕉庵と句碑を訪ねました。
『旧東海道沿いに白壁の誓願寺があった。誓願寺には日本最古の芭蕉堂がある( 中抜き)高さ60センチほどの青色の自然石で、ただ芭蕉翁とのみあり、背面に没年月日が刻まれている。芭蕉が没した翌月、鳴海の連衆が如意寺に建てたものを下里知足の菩提寺であるこの寺へ移した。
芭蕉堂は永井荷風の曽祖父肝煎りで建てられたもので、薄茶の壁と前にすっくと生える老松に風雅な気品がある。碑といい芭蕉堂といい、これだけ価値あるものを騒ぎ立てずにそっと置いてあるのが、鳴海の良さなのかもしれない』~文中より~
我が町の、何度となく通過してた誓願寺に対して「いやはや、とんだを失礼をしてました」振り向きざま、そっと小声でお詫びをしました。