こじんまりとしたお寺だった。子供の頃に通っていたそろばん塾の風景に似てるお寺だと思った。60年余も前に見た景色と同じように見え懐かしかった。当時通っていた塾は貧乏寺でそろばん塾の貸し賃で凌いでたと聞いたことがあった。
そんなことからか、 観音寺が庶民的でお金とは縁遠いお寺に見えた。四国八十八ヶ所の一つと言うには少しばかり貧相で不似合いと思えた。
これが旅日記に書かれた観音寺の印象であった。
しかし、夕刻スマホを見て次のような文章を見つけた。もう少ししっかり調べておけばよかったと猛省した次第です。
観音寺は・・・、
創建は天平13年(741年)に聖武天皇が国分寺建立の勅命と同時期、行基菩薩に命じて
勅願道場として建立されたと伝わる。1300年を超える歴史あるお寺。
その後弘仁7年(816年)にこの地を訪れた弘法大師が御本尊の千手観音像を刻み寺号を観音寺と改めた。